Amazonの「新しい常識」──彼らはこれまでになく、稼いでいる

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テック業界にとって、直近の決算発表は厳しいものだった。しかしアマゾンは本日(原文記事は現地時間4月28日)、テック企業大手としてフェイスブックに続いてこのトレンドに逆らう動きを見せた。そう、Amazonにはトレンドなどまったく関係ないのだ。

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アマゾンは長らく利益より成長を優先しており、ここ数年、投資家の期待を裏切ってきた。が、この日は状況が違った。

彼ら「オンライン小売の巨人」は4四半期連続で黒字決算を達成した。かつ、四半期利益額は過去最高となった。

2016年第1四半期で同社は5億1,300万ドル、1株あたりで1.07ドルの利益をたたき出している(営業収益は291億ドル)。利益金額は前年同期比28パーセント増で、1株あたり利益58セント、営業収益279.8億ドルというアナリストの見通しを楽に上回ったうえに、決算公表後、同社の株価は時間外取引で12パーセント上昇したのだ。

ニュー・ノーマル

アマゾンにとって、この決算は大きな成果だ。同社には収益見通しを再設定できる能力があることを示したほか、1時間以内の配送サーヴィス(「Prime Now」)や、音声を使った個人向けアシスタント(「Echo」)といったリソースを要求される取り組みに投資しても、なお継続的に利益を計上できることを証明した。

同社のコア事業であるeコマースでは引き続き堅調な業績を維持している。同四半期、米国事業は32パーセント増収となったが、これはアマゾンがPrimeメンバーサーヴィスを拡販したことによる。しかしながら、顧客のちょっとした満足に応えるという取り組みには痛みも伴う。同四半期における発送関係費用は42パーセント増加して32.8億ドルとなったが、これはアマゾンが倉庫、トラック、航空機、配送スタッフといった、精巧かつ広範なロジスティクスシステムへの投資を継続したことで最大の費用項目となっている。

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しかし、今回の見せ物の主役はやはりクラウドコンピューティング部門、AWS(アマゾン ウェブ サービス)である。マイクロソフトやグーグルがクラウドビジネスに投資しているなかでも、アマゾンのサーヴィスは競合市場においてはるか先を行っている。2016年第1四半期、AWSの営業収益は前年同期比64パーセント増の25.7億ドルとなり、アナリストの事前予想を上回った。

CEOのジェフ・ベゾスは、AWSの収益が今年100億ドルに達するだろうとコメントした。彼が宇宙旅行に関心を示していたころ、それはとても大それた、天文学的な金額だとみられていた。が、いまではもう、そんなことはない。