1日、湖北省の曽国墓地からこのほど、春秋時代初期の琴が出土した。琴と瑟の組み合わせの歴史は従来から300年以上早いことが明らかとなった。写真は郭家廟墓地から出土した、春秋時代初期の琴。

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2016年5月1日、北京晩報によると、湖北省の曽国墓地から春秋時代初期の琴が出土した。中国音楽史を書き換える発見とされている。

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4月30日、湖北省武漢市の湖北音楽博物館に泛川古琴館がオープンした。目玉となる展示品は湖北棗陽郭家廟墓地から出土した琴と瑟(しつ。琴に似た弦楽器の一種)だ。これまで発見された最古の琴と瑟の組み合わせは約2400年前。約2700年前の春秋時代初期の史跡から発見されたことで中国の音楽史が書き換えられた。

ただし組み合わせとはいっても琴と瑟では位置付けが違うと、湖北省文物考古研究所の張翔(ジャン・シアン)研究員は指摘する。郭家廟墓地の出土地点を見ると、琴はひつぎの東北に置かれており、儀礼的な意味を持つ礼器として位置付けられていたことが分かる。一方、瑟は棺の南側に置かれており、単なる実用品の楽器という位置付けだったことがうかがえる。(翻訳・編集/増田聡太郎)