By Rachel Chapman

Googleは2014年に新型Google Glassと見られる製品の特許を取得しており、Samsungも2016年4月にスマートコンタクトレンズ特許を申請しています。各社で新しい形のウェアラブルカメラの開発が行われている中、ソニーカメラや各種センサーを内蔵したスマートコンタクトレンズ特許申請を行ったことが明らかになりました。

CONTACT LENS AND STORAGE MEDIUM - SONY CORPORATION

http://www.freepatentsonline.com/y2016/0097940.html



CONTACT LENS AND STORAGE MEDIUM

(PDFファイル)http://www.freepatentsonline.com/20160097940.pdf

Sony patents a new contact lens camera (say bye bye to Google Glass) | sonyalpharumors

http://www.sonyalpharumors.com/sony-patents-a-new-contact-lens-camera-say-by-bye-to-google-glass/

ソニーが提出したスマートコンタクトレンズ特許申請書によると、コンタクトレンズには極小のカメラユニットだけでなく、ストレージ・イメージセンサー・撮像レンズ・無線通信ユニットなどを搭載しているとのこと。撮影時のシャッターはまばたきを行うことで切ることができ、絞り調整・ズーム・焦点を合わせるなどの操作が可能と説明されています。また、眼球の動きによる画像のブレを防ぐ「目ブレ防止機能」についても言及されています。

まぶたの圧力をセンサーで感知することで、通常のまばたきとシャッターの違いも区別できるとのこと。また、絞り調整やズームなどの機能はまぶたの開き具合によって調整できるとされています。撮影した写真は内蔵ストレージに記録できると見られており、さらに無線通信ユニットから任意のデバイスに写真を送信することも可能と主張しています。まるで映画のような技術の実現が現実味を帯びていますが、「目に見えないカメラ」のプライバシー問題へどのように対処するかが気になるところです。