27日、韓国・東亜日報は、韓流スターやドラマの人気に便乗しようと韓国各地で「韓流マーケティング」が繰り広げられるものの、芳しくない結果を生む例が多いと報じた。資料写真。

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2016年4月27日、韓国・東亜日報は、韓流スターやドラマの人気に便乗しようと韓国各地で「韓流マーケティング」が繰り広げられるものの、芳しくない結果を生む例が多いと報じた。

韓国中部・大田市はこのほど、俳優ソン・ジュンギが幼年時代を過ごしたという市内の一角を観光開発する計画を打ち出した。高視聴率を維持し最近放送が終了した韓国ドラマ「太陽の末裔(まつえい)」の主演ソン・ジュンギの人気にあやかり、観光客を呼び込もうというのだ。しかし20世帯ほどが暮らすこの地域は、ソン・ジュンギの祖父母がかつて暮らしたというだけの場所。市民からは「やり過ぎだ」「典型的な無駄遣い」などの声が上がっている。

同じ「太陽の末裔」をめぐり物議を醸しているのが、江原道の太白市。こちらはドラマ撮影に使われたセット場を復元・公開すべく国に財政支援を求めたが、「収益性の分析が足りない」として断られた。すでにドラマの放送が終了していることを考えれば無理もない。

記事は、自治体によるこうした「韓流マーケティング」は今に始まったことではないと指摘する。ソウル・江南区は12年、PSY(サイ)の「江南スタイル」のヒットを受け区内の韓流スターゆかりの場所を紹介するガイドブックを制作したが、大部分が広告で占められた冊子はむしろ観光客のひんしゅくを買った。

事後管理のいいかげんさも目に付く。ソウル市内に設けられた「スターアベニュー」は、10年の造成当時のまま放置状態。撮影ゾーンにはガールズグループ「少女時代」の10年当時の写真パネルがそのまま置かれているのだ。また江原道庁が06年に開館した「江原ドラマギャラリー」は、内容の薄さに加え宣伝も不足し、現在、訪れる観光客はほとんどいないという。

こうした状況に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「偉人でもない俳優の祖父母が住んだ場所を観光化するなんて。考えてることのレベルが低過ぎて恥ずかしいよ。外国人には金に目がない韓国として映るはず」
「そこまで観光アイテムがないのか。国民の血税を使ってふざけないでくれ」
「観光地でもないのに、そこに行って写真撮って、あとは何するの?迷惑もたいがいにして」

「これが韓国の公務員のレベルだ」
「韓国の観光地で自信を持って薦められる所はあるだろうか。だいたい開発だけして無残なことになっている」
「典型的な手遅れ行政。いまさら誰も行かないでしょ」
「あきれる。ドラマはドラマにすぎないのに、英雄が誕生したような騒ぎようだ」

「これじゃソン・ジュンギが批判されるよ。いったい誰の頭からこんな案が出たのやら。世界から嘲笑される」
「ソン・ジュンギがまるで王か独立運動家、はたまた大学者」
「どうせすぐに『いつのことだっけ』というくらいに熱が冷める」(翻訳・編集/吉金)