頭痛に悩まされたら…夏の脱水症状の症状14個と対処法

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桜の季節も過ぎ、いよいよ本格的に暖かくなってきました。

気象庁によると今年の夏は暑く、東日本・西日本・沖縄・奄美では例年よりも気温が高くなると見込まれています。猛暑で心配なことの1つに、熱中症の原因にもなる“脱水症状”があります。

今回は、厚生労働省や国立医学図書館(米国)、女性の医学事典『ウィメンズ・メディカ』などを参考に、夏に注意したい脱水症(脱水症状)の原因やリスクを高めるNG生活習慣、またその予防策などをまとめました。

毎年、暑さに悩まされている方々、是非チェックしてみて下さい。

 

■1:熱中症や脳梗塞の引き金にも! そもそも脱水症とは

そもそも脱水症とは何でしょうか? 大まかに理解している人は多いと思いますが、『デジタル大辞泉』によると、

<体内の水分および電解質が欠乏した状態。多汗・多尿、重度の下痢などの場合に起こる。脱水症状。>

とあります。電解質とはちょっと聞きなれない言葉ですが、私たちのよく知っている名前で言えば、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルのことです。

体の中で絶妙に保たれている水分とミネラルのバランスが何らかの原因で崩れ、どちらか、あるいは両方が極端に不足してしまうと脱水状態になるのです。ちなみに、

・体から“水分”が極端に不足した場合・・・高張性脱水

・電解質である“ナトリウム”が極端に不足した場合・・・低張性脱水

といった呼び方もあります。また、

・“両方”が同時に不足している場合・・・等張性脱水

といった言い方もされています。

いずれにせよ、こうした脱水症状になると熱中症や脳梗塞、心筋梗塞などの健康障害リスクが高まります。恐ろしいですよね。

総務省の情報を見る限り、去年も多くの方が熱中症で救急搬送されました。最悪の場合は死亡のリスクも……。命にかかわる問題ですので十分に注意してください。

 

■2:水分と電解質は足りてる? 脱水症の原因

ではこの脱水症、どうして起きるのでしょうか? 先ほど引用した通り、スタートとして、

・汗をかく

・尿をだす

・下痢や嘔吐をする

などの行為を通して体から水分や電解質が抜け出していきます。その一方で水やナトリウムなどを補給しない時間が続くと、体が脱水状態になってしまうのです。

その意味では、脱水症状を起こしやすい要注意な生活習慣として、

(1)入浴後や朝起きた後など、1日のうちに何度も小まめな水分補給をしない

(2)アルコールやカフェイン入りのドリンクなど、利尿作用のある飲み物をよく口にしている

(3)水分やミネラルに富んだ夏野菜など、バランスの良い食事を食べていない

などが考えられます。また、以下は遠因になりますが、

(4)不規則な生活やストレスの多い毎日を過ごしている

(5)運動不足や食べすぎ、間食の習慣がある

といった人も要注意だそうです。例えば不規則な生活やストレスは、食欲の低下や体調不良・下痢の引き金になったり、口内炎などの病気を引き起こしたりします。

食欲がおちて口にする食べ物が減れば、食べ物から得られる水分やミネラルも減ります。仮に不規則な生活やストレスで口内炎が悪化すれば、水を飲み込む動作もおっくうに……。自然と脱水症状になりやすい状況が整ってしまうのですね。

一方で運動不足や食べすぎ、間食の習慣は肥満の原因になります。肥満は全身に大汗をかく全身性多汗症の要因にもなります。太ってしまうと、体内に保有できる水分量も少なくなってしまうといいます。

さらに肥満は糖尿病の引き金にも……。糖尿病になると尿の回数が多くなります。

こうした幾つかの生活習慣が遠因となり、結果として脱水症になりやすくなってしまうのですね。

 

■3:頭痛や吐き気がサイン! 脱水症の症状

脱水症とは、具体的にどういった変化が体に現れるのでしょうか? 国立医学図書館(米国)の情報によると、軽度の脱水症状の場合、

・のどの渇き

・口の中の渇き

・尿の量が減り、色が濃くなる

・肌がカサカサになる

・頭痛がする

・筋肉が傷んだり、つったりする

といった症状が出るのだとか。さらに放置して深刻化すると、

・尿が出なくなる。出てもとても濃い色になる

・めまいや立ちくらみがする

・不快感がある

・心臓がドキドキする

・息が苦しくなる

・目の周りがくぼむ

・体が重く、だるくなる

・意識がもうろうとする

といった症状が出てくるといいます。深刻化する前に変化に気づいて、対処をする必要があります。

 

■4:脱水症の治療と対処法、セルフケアは?

上述したような脱水症状が出てしまったときは、どうすればいいのでしょうか?

深刻度合いが高い場合は、救急車を呼んで医療機関に足を運ぶ必要があります。仮に放置すると脳にダメージが残ったり、最悪の場合は死亡したりするケースも……。

まだ症状が軽いうちは、

・水を軽くすすってみる

・スポーツドリンクを飲む

・氷を口に含む

などを試してみてください。それでも体が受けつけず吐いてしまうなどの場合は、医療機関に急いで足を運んでください。

 

■5:体液のバランスが重要!? 脱水症の予防策

最後は脱水症の予防法についてお話しします。基本的には、体の中の水分やナトリウムなどの電解質が不足しないように、小まめな給水やバランスの取れた食事が重要になってきます。

また、お酒や大量のカフェインなど利尿作用のある飲み物を口にした場合は、普段以上に水分を口にするように心掛けましょう。

プラスして規則正しい生活・ストレスの少ない生活を心掛け、脱水症状を起こしやすい遠因を避けるようにしたいですね。

ちなみに厚生労働省によれば、健康のための水の飲み方として、“早めに小まめに“と指示が出ています。日本人は平均してコップ2杯分の水が不足していると言います。今の生活の中でもう2杯、水を飲む習慣を作りたいですね。

 

以上、脱水症状の原因・症状・対処法などをお伝えしましたが、いかがでしたか? 人間の体の多くを占める水。その水が不足してしまうと、人は生きられないのですね。

たかが水分補給などと、甘く見ないで、本格的な夏が来る前の今のうちから水分を小まめに口にする習慣を身につけたいですね。

(ライター 坂本正敬)

 

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【参考】

※ 「健康のため水を飲もう」推進運動 - 厚生労働省

※ Dehydration : MedlinePlus - U.S.National Library of Medicine

※ 夏の天候の見通し6〜8月 - 気象庁

※ 井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)

 

【画像】

※ Sergey Nivens / Shutterstock