<サイバーエージェントレディス 最終日◇1日◇グランフィールズ カントリークラブ(6,562ヤード ・パー72)>
 福嶋浩子がプレーオフでキム・ハヌル(韓国)を下して初優勝を挙げた『サイバーエージェントレディス』最終日。同大会で予選落ちを喫していた浩子の姉・福嶋晃子も会場に姿を見せて妹の活躍を見守っていた。
優勝の妹を囲んで…家族そろって記念写真
 昔から緊張しいだった妹は今日も「見た目にはそんなに分からないけど、緊張しているように見えた」。それでも浩子は粘りのゴルフを見せてカップを手にした。「途中は見ていられなかった。まさかあのヒーコが…嬉しさも大きいけど、びっくりも大きい」。
 妹の苦しい姿はずっと見てきた。自身は競技が違ったため、横浜大洋ホエールズなどで活躍したプロ野球選手である父・久晃と比較されることはあまりなかったが、妹・浩子は同じゴルフを選んだことで「どうしてもまわりから私の妹って思われていた」。時には「代われるものなら代わってあげたい」と考えるほどだった。
 また浩子は謙虚さゆえ昔から「自分は優勝できない」と決め付けているように晃子には映っていた。それが今年の2月くらいから「優勝したい」という気持ちが出てきたように感じられた。それは明らかに練習態度や普段の生活態度から感じられるほど。そうして姉妹で話す内容もだんだんと「今までしたことないようなゴルフの話」になった。その変化が晃子には嬉しかった。
 加えて今年のオフから浩子のゴルフの調子が良かったこともあり、「どこかでチャンスがきたらいいな」とは思っていたが「まさかこんなに早くくるとは」。何よりも「それをモノにするんだから驚きですよね」。優勝決定後は涙を流しながら抱き合って妹の健闘を讃えた。
 とはいえ日米通算26勝の身からすれば、まだ物足りない。晃子が飛び入り参加した優勝インタビューで浩子が「ようやく姉の足元が見えてきた」と答えれば、間髪いれずに「まだまだ」。その後の会見でも「(4パットした)16番のファーストパットは段があるから仕方ないにしても、そこからダメだよね。ボギーで上がらないと」とぼやきは続いたが、晃子の頬は最後まで緩んだままだった。
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