「家族葬」って誰を呼べばいいの?実際に行う時の注意点を専門家が解説!

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「嫁の親父さんが亡くなったんだけど、『家族葬』にしてくれって遺言してたらしいんだ。『家族葬』ってどこまで呼べばいいの?」、「そりゃあ『家族葬』っていうぐらいだから家族だけでいいんじゃないか」、「えっ、じゃあ俺はどっち?」――最近良く聞く「家族葬」だが、「身内で小ぢんまりと行うお葬式」というイメージは何となくあるものの、どこまでが身内なのか実際には分かりにくい。

「教えて!goo」にも、「家族葬の出席範囲について教えてください」といった相談が寄せられている。相談者は、友人が家族葬を行うとのことで、「家族葬に出席できるのはどれくらいと決まっているのでしょうか? 血縁関係がない人も出席できるのでしょうか?」と尋ねている。

■家族葬の範囲は決まっていない

この質問に対し、家族葬の範囲は決まっていないとする回答が寄せられた。

「『家族葬』の定義ははっきり決まっているわけではないと思います」(noname#37394さん)

「近しい身内の方を中心に考えれば良いのですが、何も『家族』にこだわる必要はないようです」(nobasaさん)

「極端に身内が少ない人もいますから、人数に余裕があれば非血縁者も出席するでしょう。逆に身内の人数が多い場合は喪家側が(出席者を)選ぶのではないかと推測されます」(toratoさん)

どうやら「家族葬」とは、明確な定義は無いものの、故人と特に親しい親族や親しい知人のみに限定した葬儀のようだ。もちろん、知人は一切呼ばないケースや、本当に家族のみで行うケースもあるらしい。そのため、人数も範囲も明確に決まっているわけではないようだ。

■家族葬を行う際に注意すべき点

こうした「家族葬」は、もともと「故人との別れの時間をゆっくり過ごしたい」という気持ちから次第に普及してきた葬儀のようだが、実際に参列者の範囲を絞り込んだ場合、何か不都合は生じないのだろうか? 早速、心に残る家族葬の葬儀アドバイザーに「家族葬を行う際の注意点」を伺った。

「まずは、家族以外の親族などから、『どうして呼んでくれなかったのか』と聞かれ、親族関係に悪影響を与える可能性があります」

これは、特に家族のみで行ったり、親族を絞り込んだりした場合に起きる問題点であるが、絞り込む時点である程度覚悟すべきことだろう。

「次に、ご近所から『お悔やみを申し上げたい』、『ご焼香だけでも』という方が出てくる可能性もあり、突然であったとしても対応せざるを得ない場合があります」

こうしたことは土地柄もあって回避できない場合もあるので、そうした地域の場合には、特に自宅での家族葬は避けた方が良いかもしれない。

「さらに、葬儀が終わった後日に、参列できなかった知人や友人から、『ご焼香をさせてもらいたい』と次々と訪問を受ける可能性があります」

特に交友関係の広い人や社会的地位のある人の場合に多く起きやすい問題点である。そうした人の場合には、家族葬そのものが向かないこともあるが、どうしても家族葬にしたい場合には、別途後日に「お別れ会」などを行う方法も考えたい。

以上の注意点を十分踏まえたうえで、故人を心から見送ることのできる家族葬を施行するのが良さそうだ。

●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー
「葬儀の参列者を遺族や近親者など、本当に故人を亡くした悲しみを共有できる方だけに限定」し、「世間体を重視している感のある告別式を簡素化」する家族葬の提案を行う。

(長澤正嘉)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)