日本の教育制度の1つである「夜間中学」は、何らかの事情で学ぶできなかった人びとに基礎学力を身に着ける機会を提供している。中国メディアの人民網はこのほど、この教育制度は日本人の学習意欲の高さを反映するものと称賛している。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の教育制度の1つである「夜間中学」は、何らかの事情で学ぶできなかった人びとに基礎学力を身に着ける機会を提供している。中国メディアの人民網はこのほど、この教育制度は日本人の学習意欲の高さを反映するものと称賛している。

 記事はまず、夜間学校を利用している人にはさまざまなタイプの人がいると説明。以前の学業成績が散々だったため、もう一度学び直したいという理由で利用する人、また退職後に学校に通って自分の生活を豊かにするための知識を習得する人、さらに日本に来たばかりの外国人が日本語を学び、地域の人びとと知り合う目的で利用するケースもあると説明している。

 文部省によれば公立の夜間中学以外に全国には300カ所を超える自主夜間中学があり、現在7400名が在籍しているが、記事が夜間学校の存在に「日本人の学習意欲の高さが反映されている」と指摘するのは、この学校を利用する日本人には自ら進んで学ぼうとする意欲があるためだ。

 昼間に働いていれば夜間の時間は休息や趣味、娯楽などの時間に充てたいと考えがちだが、夜間学校に通う日本人はそうした時間を自ら進んで学習に振り向けている。中国メディアが「学習意欲が高い」と称賛するのも当然だ。

 さらに記事はこうした学習の機会を「提供する側」の取り組みをも称賛し、成人に対する日本の教育制度は非常に発達していると指摘している。現代社会を生き抜いていくうえでは知識こそ武器になりうる貴重な財産だ。教育の機会を提供する側、またそれを積極的に活用しようとする日本人の態度には、記事が指摘するように教育の価値に対する正しい認識がはっきり表われていると言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)