30日、中国を訪問している岸田文雄外相は、中国の首相、副首相級の国務委員、外相と相次いで会談した。写真は会談する岸田外相と中国の李克強首相。新華社提供。

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2016年4月30日、中国を訪問している岸田文雄外相は、中国の王毅(ワン・イー)外相、楊潔●(ヤン・ジエチー、●は竹かんむりに褫のつくり)国務委員(副首相級)、李克強(リー・カーチアン)首相と相次いで会談した。仏RFI(中国語電子版)は、「岸田外相が中国の3要人と相次ぎ会談したことが意味するものとは」との見出しで、一連の会談をめぐる各国メディアの報道を紹介した。

仏AFP通信は「日本の外相の訪中は約4年半ぶりだ」とした上で、「領土や歴史問題をめぐる争いは両国関係を悪化させてきたが、緊張が和らぎ始めたようだ」と指摘した。

共同通信は、日中外相は弾道ミサイル発射など挑発行為を続ける北朝鮮について「深刻な懸念」を共有し、停滞する世界経済の安定へ両国が連携することで合意するなど、「関係改善に向けて努力することで一致した」と伝えた。

中国・央広網は、中国の3人の指導者が同日に岸田外相と相次いで会談したことについて、「高い基準でもてなし、中国側の誠意を伝える」ためだと指摘した。

RFIは「日中関係に改善の兆しが見えたことは確かだ。少なくとも中国側は、この大事な時期に日本との関係を明確にしておきたい意向があるようだ」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)