今季から背番号1を背負うヤクルトの山田哲人

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 山田哲人(ヤクルト)、新井貴浩(広島)、田中広輔(広島)などオフに背番号を変更した。新しい番号を背負ってプレーする選手たちはここまで、どのような活躍を見せているのだろうか。

 背番号「23」から若松勉、池山隆寛、岩村明憲、青木宣親などヤクルトの顔となる選手が付けてきた「1」に変更した山田は、開幕から好調だ。トリプルスリーを達成した昨季は、3、4月は打率.269、2本塁打、10打点と出遅れたが、今季はここまで打率.340、8本塁打、17打点。7盗塁は立岡宗一郎(巨人)と並びリーグトップ。本塁打8本もリーグ4位に位置している。背番号1のプレッシャーに負けることなく、活躍をみせている印象だ。

 背番号「63」から「2」に変更した広島の田中は、トップバッターとしてチームを牽引する。4月30日の中日戦では4打数4安打1四球と全打席で出塁。同学年の菊池涼介、丸佳浩とともに、チームに欠かせない中心選手へと成長した。

 移籍してきた昨季「28」を付けていた広島の新井は、今季から愛着のある「25」に戻った。新井と背番号「25」といえば、99年広島に入団してから、FAで移籍した阪神でも背負ってきた番号。「25」に戻した今季、通算2000安打を達成。39歳のベテランではあるが、まだまだレギュラーとしてチームに必要な存在だ。

 一方で、背番号を変更したものの思うような活躍ができていない選手もいる。白崎浩之(DeNA)がその一人だ。入団してから3年間「29」を背負ってきたが、今年から「6」に変更。オープン戦では打率.347、2本塁打、7打点と長打力が魅力な1番打者として、活躍が期待されたが、シーズンが開幕してからは当たりが止まり、4月18日に一軍登録抹消されている。

 また、「61」から「2」に変更しレギュラーを狙った杉谷拳士(日本ハム)は、「右手有鉤(ゆうこう)骨の骨片除去手術」を受け、現在戦線離脱中だ。

 その他にも近藤健介(日本ハム)、西川遥輝(日本ハム)、中崎翔太(広島)などが背番号を変更し、新しい番号でプレーしている。