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先日行われたWiFiのカンファレンスでは、ワイヤレス業界の可能性が広がるか否かは、昨今著しい成長を見せるIoTの進化についていけるかにかかっているだろうと議論された。

RCR Wireless Newsが報じるところによると、ワシントン近郊で開催されたWiFi Now 2016カンファレンスにおいてIoTはホットな話題であったという。これは驚くようなことではなく、現在80億のWiFi対応デバイスがすでに使用されており、2016年にはさらに30億出荷される見込みだ。

WiFiアライアンスの会長Edgar Figueroaは、ワイヤレス業界にとってのチャンスはIoTからやってくると言っている。なぜなら、既存の規格に依存するデバイスの台数だけでなく、1Km先まで電波を飛ばせる新しいHalow WiFi規格に準拠するデバイスも増えてきているためだ。

「WiFiはデータ伝送のための重責を担っており、ますますインターネットを象徴するものになってきている。我々の生活においてWiFiは欠かせないものであり、これが無くなることは無い」と彼は語る。

Wi-Fiだけが主役ではない

しかしながら、莫大な数の接続機器の導入は、無線規格やネットワークにおける多くの覇権争いを生み、それにより技術的な課題を浮かび上がらせるだろう。

GoogleのOnHub(家庭用WiFiデバイス)の開発を率いたTrond Wuellnerは、2.4GHzおよび5GHz帯の両方で18もの他のネットワークが検知されることがあるという。「これらネットワーク同士の干渉はとても強いものです」とWuellnerは言う。こういった干渉は、今後もひどくなり続けるだろうと彼は考えている。

また、一般的なIoTおよびスマートハウスにおける顧客満足度や利便性に目を向け続ける事は、WiFi業界にとって非常に重要な事だと彼は付け加える。「コネクテッドホームは夢物語のような話であり、多くの人たちはこれらに対する準備が整っていない。何よりも大事なことは、ユーザーに目を向けておくことだ」と彼は語った。

ついで、カンファレンスでの講演者は、IoT上における無線セキュリティの課題についても触れた。Wuellnerは、多くのルータは脆弱性を抱えており、機器対応の難しさの問題から古いセキュリティ技術を使っているという問題を取り上げた。

あらゆるルータの脆弱性に言及しながらも、そのセキュリティの脅威に対しては、Googleが6週間ごとのOnHubのセキュリティアップデートを継続していることで対処できているとも付け加えた。

(ReadWrite Japan編集部)

ReadWrite Japan編集部
[原文]