からだの声を聞く、フィジオセラピーってなに?【ドイツでママになる】

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ひょんなことから通うことになった「理学療法」。ドイツではフィジオセラピー(physiotherapy)という名でポピュラーな医療のひとつなのですが、わたしにとってはその言葉さえ初耳。フィジオセラピーって一体!? 何をされるのかよくわからないまま、おそるおそる行ってみると......
なぜ痛いのか、ちゃんと知ることから
通されたのはシンプルな小部屋。担当してくれることになったセラピストは物腰の柔らかそうな長髪の男性で、「お腹大きいね」「いつ生まれるの?」という雑談からスタート。簡単に問診をしたら、まずは体の状態を確かめるべく、いろいろな筋肉を指圧していきます。なんとなく全体的に腰回りが痛いと思っていたけれど、実際はそうではなく、指圧されると飛び上がるほど痛いポイントがあることを発見。「全然力は入れてないよ」と言うのが信じられないほど。
せり出したお腹を支えるために、どこの筋肉がどう働き、酷使しているか、あらためて丁寧に説明してもらい、今のコンディションに納得。これから数回にわたってどういう方針で治療を進めていくかも話し合い、いよいよ治療がスタートです。
痛い! けど心地いい!
妊婦向けの施術は、特別な器具や装置は使用せず、使うのはヴェレダのマッサージオイル「Calendula(カレンドラ)」のみ。クセのないやわらかい香りで自然とリラックスできます。フィジオセラピーについてまったく知識がなかったので、なんとなく術後やケガの治療のリハビリというイメージを持っていたのですが、実際はほぼマッサージ。
横向きになってベッドに横たわり、足の間にクッションを挟んだラクな姿勢で、背中や腰、お尻まわりの痛みがあるポイントを重点的にほぐしていきます。メリハリのあるマッサージで、痛みの強いところは「あー」「うぅ」と声を出してしまうほどですが、途中つい居眠りしそうになるくらい気持ちよく、なんだか病みつきになりそうな、もっと通いたくなる治療でした。
施術後は、いつもより深い眠りに
そんなわけで、このフィジオセラピー、妊婦向けの施術については日本でもおなじみのリラクゼーション系のマッサージとそれほど違わないのかもしれません。でも、これはれっきとした「医療」。ドクターの処方箋さえあれば、症状が緩和されるまで施術を受けることができ、その費用は保険でまかなわれます。
一回行くだけで劇的に症状が改善するというわけではないけれど、結果としては、回を重ねるにつれ、薄紙を剥ぐように痛みが緩和した感じです。何より良かったのは、施術を受けた日は体がリラックスするのか、いつもより深くよく眠れたこと。妊娠後期になると、眠りが浅く夜中に何度も目が覚めて、なかなかしっかり眠れることがなかったので、これには驚きました。日常生活でのアドバイスももらい(姿勢やセルフマッサージ、簡単な体操など)、おかげさまでちょっぴり快適に残りの妊婦生活を過ごせた気がします。

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