メルセデス・ベンツのSUVは、「別格」のGクラスをのぞき、SUVを表す「GL」に車格を表すアルファベッドを末尾に加えるという、モデル名の整理が「SUVイヤー」の2016年に着々と進行しています。

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最初からモデル名が「GLA」だったAクラスベースのSUVモデルは別にして、「GL」に「C」で「GLC」、「GL」に「E」で「GLE」と、マイナーチェンジやフルモデルチェンジを機に改名されているわけです。

今回、3列7人乗りの「GL」が「GLS」に変更されました。「GL」は、オフロード系のGクラスをのぞき、メルセデス・ベンツSUVの最上級という位置づけでしたが、車格を表す「S」が付くことでより理解しやすくなったといえます。

新生「GLS」の外観は、スポーティでダイナミックな最新のメルセデスデザインとSUVのデザイン要素が組み合わされているのが特徴で、最新メルセデスの最上級SUVにふさわしいエクステリアに刷新。

フロントグリルは、2本のルーバーと大口化されたエアインテークなど特徴的なAMGデザインに変更され、迫力を増しています。

ほかにも、アンダーガードやルーフレール、サイドスカートなど随所にクロームルックのエクステリアパーツを取り入れ、スポーティなムードとSUVのデザイン要素を融合。

また、AMG仕様の「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」の足元は、メルセデス・ベンツの現行ラインアップで最大径となる22インチのブラックAMGマルチスポークが足元の存在感を圧倒的なものに仕上げています。

インテリアは、車格を表す「S」からも分かるように、Sクラスと同等の上質感の追求が見どころ。

3列すべての席にエルボールームとヘッドルームが広く確保されていて、大人7人がゆったりとくつろげる室内空間が特徴です。また、シートレイアウトを変更することで、ラゲッジ容量を680Lから最大2300Lまで調整することが可能。

シャーシでの注目ポイントは、路面状況や走行状況に応じてばね定数や減衰力、車高を自動的に調整する「ADS PLUS(アダプティブ・ダンピング・システム・プラス)」付電子制御式エアサスペンションの「AIRマティックサスペンション」の装備で、最新のフルタイム四輪駆動機構「4MATIC」が用意されています。

ほかにも、今回の変更により最新の9AT「9G-TRONIC」が採用され、「4MATIC」と組み合わせて様々な天候や路面状況下で常に最適なトラクションを確保(GLS 350 d 4MATIC、GLS 350 d 4MATIC Sports、GLS 550 4MATIC Sportsに設定)。

エンジンは、「GLS 350 d 4MATIC」と「GLS 350 d 4MATIC Sports」に搭載される3.0L V型6気筒「BlueTEC」は、ピエゾインジェクターを採用した最新のコモンレールシステムや電子制御式可変ターボチャージャーなどの先進テクノロジーにより、最高出力258ps、最大トルク620Nmという強大なトルクを発生し、大型SUV モデルに相応しい力強い動力性能を確保。

安全装備では、全車に標準装備される「レーダーセーフティパッケージ」をはじめ、車両周囲の状況をモニターする「360°カメラシステム」や、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングア シスト」を全モデルに標準で用意。

価格は、3.0LのV6直噴ディーゼルターボ「GLS 350 d 4MATIC(受注生産)」が1070万円、同エンジンの「GLS 350 d 4MATIC Sports」が1190万円4.7LのV8直噴ツインターボを積むGLS 550 4MATIC Sports」が1500万円5.5LのV8直噴ツインターボを搭載するメルセデスAMG GLS 63 4MATICが1900万円となっています。

新型ボルボXC90や新型アウディQ7など、日本ではフルサイズといえる3列大型SUVの新型が続々と登場していますが、メルセデス・ベンツGLSの登場で、再びフルサイズSUVの注目度が高まりそうです。

(塚田勝弘)

メルセデス・ベンツGLSが新登場! 新型ボルボXC90や新型アウディQ7との競争激化は必至!?(http://clicccar.com/2016/04/30/369181/)