7バーディを量産して3位に浮上した谷原秀人(撮影:米山聡明)

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<中日クラウンズ 3日目◇30日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)>
 国内開幕戦から2週連続で予選落ちを喫していたツアー通算11勝の実力者、谷原秀人。予選を16位タイで突破すると、この日は8バーディ・2ボギーの“65”をマーク。スコアを5つ伸ばし、トータル4アンダーで一躍3位タイに浮上した。
元タレントの絢香夫人と笑顔を見せる谷原秀人
 谷原は出だしの1番でセカンドショットを2.5メートルにつけバーディ発進。幸先のいいスタートを切ると、ハーフターンまでに5つのバーディを量産する。後半も12番で4メートルを入れバーディが先行。しかし、ここからは一進一退の展開でスコアを伸ばせず後半はイーブンパーとした。
 谷原は2012年から3年連続で平均パット1位に輝いたパット巧者。しかし、「昨日は3パットが3回。気が狂いそうだった」と苦しんだ。「なかなかプレーが噛み合わない」と結果がついてこなかったが、この日はスコアを大きく伸ばした。しかし、本人は「自信満々で打てていない」とウッド系で狙いとは逆に曲がる球、“逆球”に苦しんでいるという。
 18番では左に曲がるフック回転のドローボールを打とうとしたが、ボールは右へ。木の後ろについてしまい、セカンドは出すだけに。最終ホールをボギーとした。「ショックですね、あれがあるから練習するんですけど。気持ちよく打てる自分を探しています」と報道陣の対応後は練習場へ足を向けた。
 今年の2月に父の直人さんが他界。その他にも不幸が続き、身動きがとれず満足に練習をすることができなかった。しかし、「それを言い訳にしたくはないですね。天国の父にいいゴルフを見せたい」。また一番悲しいであろう母が「強いんですよ。泣かないんですよね。そんな悲しんでる時間はないって言うんですよ。この人ハンパじゃねえな、って」。そんな母の姿にも力をもらっているという。
 昨年は「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」で2年ぶりの勝利を挙げた。「今年はさらに行きたい。2週連続で予選落ちもしたけど、早い段階でいける自分を取り戻したい」。首位とは5打差がついているが、舞台は難易度の高い和合。最後まで何が起こるかわからない。「今日のように前半で伸ばせれば」、序盤から猛チャージをかけて上の2人を揺さぶることができれば大逆転劇も不可能ではない。
【3日目の順位】
1位:片岡大育(-9)
2位:キム・キョンテ(-7)
3位T:谷原秀人(-4)
3位T:H・W・リュー(-4)
5位:稲森佑貴(-3)
6位:ブレンダン・ジョーンズ(-2)
7位T:高山忠洋(-1)
7位T:手嶋多一(-1)
7位T:アンジェロ・キュー(-1)
7位T:マシュー・グリフィン(-1)
7位T:キム・ヒョンソン(-1)
7位T:マイケル・ヘンドリー(-1)
7位T:小田孔明(-1)
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