台湾農畜産工業の張嵐欣副董事長(副会長)

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(台北 30日 中央社)鹿児島県産ブランド豚「かごしま黒豚」を南九州畜産興業(鹿児島県)から独占輸入する台湾農畜産工業(台北市)は、豚肉を中心に販売する精肉店「ROU by T-HAM」を台北市内に先月プレオープンさせた。同社の張嵐欣副董事長(副会長)は、かごしま黒豚の様々な部位の美味しさを台湾の消費者に知ってもらいたいとアピールした。

同店では正式開業に先駆け、メディア向けイベントを29日に開催。イベントに出席した張氏によると、豚肉を主力とする精肉店は台北では初。かごしま黒豚のほか、最高ランクのスペイン産イベリコ豚、台湾産関山晶鑚豚など高品質な豚の生肉と加工肉を取り揃える。

かごしま黒豚の輸入を決めたのは、その美味しさに魅了されたからだと張氏は話す。台湾人には肩ロースが好まれ、レストランでは同部位が多く提供されているが、同店では異なる魅力を伝えるため、ロースのほかにバラも販売している。

同社がかごしま黒豚の輸入販売を開始したのは昨年6月。当初の輸入量は月当たり300キロ程度だったが、現在では3トンにまで増えた。張氏は、今後は九州産のポン酢や柚子胡椒など、肉と合う商品も輸入したいと展望を明かした。

(名切千絵)