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幕張メッセで開催中の「ニコニコ超会議2016」の会場内ブース「超アイドルマスターJAPANブース」にて、『アイドルマスターSideM』のステージイベント「SideMライブビューイングステージ〜応援してみた〜」が行われ、渡辺みのり役の高塚智人、冬美旬役の永塚拓馬、 華村翔真役のバレッタ裕が登場した。

このイベントは、同日同時刻に別会場で開催されている「ニコニコ超音楽祭」に出演する、『アイドルマスターSideM』発のユニット「DRAMATIC STARS」(天道輝役の仲村宗悟、桜庭薫役の内田雄馬、柏木翼役の八代拓)、「S.E.M」(硲道夫役の伊東健人、舞田類役の榎木淳弥、山下次郎役の中島ヨシキ)のステージを、「Beit」「High ×Joker」「彩」代表の3人と一緒に生中継で見るという内容。この日の「超アイドルマスターJAPANブース」のステージで唯一ニコニコ生放送で配信されなかったステージは、結果として誰もが予想しない内容になった。今回は、実況をしながら盛り上がる応援ステージと、生中継された超音楽祭ステージの両方の様子を合わせてレポートする。

様々なアーティストが参加するライブの、一部ステージのみを生実況しながら盛り上がるというイベントの性質上、必然的に「超音楽祭」の進行待ちになるライブビューイング応援ステージ。ステージではその間、背後の「超アイドルマスターJAPANボード」にサインを入れたり、高塚、永塚、バレッタの3人が演じるキャラクターや所属ユニットを紹介したりしていた。イベントスタート時の「超アイドルマスター、JAPAN!」というコールで既に感慨深げだったのが、この役に決まる前から『アイドルマスター』が大好きな「プロデューサーさん」だった高Pこと高塚だ。『アイドルマスター』『シンデレラガールズ』『ミリオンライブ!』『SideM』4つの作品が参加するステージに立ったことで「アイドルマスターなんだ…」と改めて実感したようだ。そして高塚がみのりの「実は茨城で鬼神と呼ばれた元ヤンでアイドル好きの花屋さん」という内容モリモリの設定を紹介したり、永塚が「High×Joker」がずっとバンドとして活動してきた絆の深さを紹介したところで、「超音楽祭」からの中継映像がスクリーンに入った。

超音楽祭のステージは「ドラスタ」の「STARLIGHT CELEBRATE!」からスタート。高塚は元々アイマスP、永塚は三次元アイドル好きということもあり、応援ステージの3人はライブが始まると同時にサイリウムを構え、準備万端。無数のサイリウムに照らされて汗を流すドラスタの3人に、バレッタたちも「めっちゃキラキラしてる!」「こっち向いて!」と大盛り上がりだ。ニコニコ超会議のブース内での中継であることを考えると中継音声の音質や音量はかなりよく、カメラワークの凝った映像とあいまって、応援ステージにも超音楽祭の熱気と迫力が伝わってくる。ソロも八代のハイトーンのヌケの良さ、いつも以上に気合の入った内田の低音の良さどちらもしっかりと伝わる臨場感だ。一番の盛り上がりどころのひとつ、「高い空へ!」の歌声に合わせて3人が高々と手を掲げるパートでは、高塚から思わずかっこいいの叫びが飛ぶ。

続いての超音楽祭演目は「S.E.M」の「∞ Possibilities」。こちらも歌声の素晴らしさが印象的な楽曲で、特に3人が歌い継ぐ「Try!」「現状(いま)を!」「越えて!」のキメフレーズは3人の歌声の気持ちよさすぎる伸びがとんでもなく、ニコニコ生放送のコメントも絶賛と「超えた!」の文字で埋まったほどだ。そしてカメラワークのしっかりした「映像」という媒体で「S.E.M」を見て驚いたのは、普通にめちゃめちゃかっこいいこと。生、特にライブハウスで見た「S.E.M」はちょっと変なことを大人が大真面目にやるのが面白い→一周してこれはもうかっこいい! ぐらいの感覚だったのだが、モニターの向こうの「S.E.M」はテカテカしたフューチャー感のある衣装含めてストレートにかっこいい。これがブラウン管のスターを見る感覚だろうか? そしてこのあたりから、応援ステージ側が言葉を忘れてステージに映像に見入る場面が増える。特に、「S.E.M」を初めて見るバレッタはその個性に驚いている様子だ。

自己紹介トークを挟んでの「超音楽祭」SideMステージ後半戦は、「S.E.M」の個性が爆発する「Study Equal Magic!」から。お辞儀からスタートするオリジナリティあふれるステージは実況ステージ側でも大盛り上がりで、特に弾けたのが「タケノコポーズ」と呼ばれる独特の振付のところ。応援ステージの客席がタケノコ、ステージ上の3人もタケノコ、中継元の超音楽祭ステージでももちろんタケノコ! このあとのコールアンドレスポンスも含めた一体感はたまらないものがあった。

そして全ユニットの中でも特異な個性に全振りした「S.E.M」のステージが2曲続いたからこそ、ユニットソングの締め、「DRAMATIC NONFICTION」を歌う「ドラスタ」の圧倒的な王道感が際立った。3人がアップで抜かれると、冬の1stライブよりもボディコンディションがさらにいい印象の仲村、内田の精悍さが際立つ。見せ場のジャケットプレイのあと、仲村が横にスッスッとスライドする動きのなめらかなキレにはゾクッとしてしまった。内田の荒ぶりまくるライブならではの表現や、八代が優しい笑顔の合間にふと見せる挑みかかるような表情など、「ドラスタ」の新しい魅力が迫ってくるようなステージだった。

最高のステージを目にして、応援ステージの3人も非常に刺激を受けた様子だ。そこで生まれた様々な想いが、「超音楽祭」側でラストの全員曲「DRIVE A LIVE」を前に、永塚に「これ、(自分たちも一緒に)歌っていいのかな? 僕らもアイドルだからね」と言わせたのだと思う。これを高塚とバレッタが受け入れたことで、まさかの中継ステージ側でも「Beit」「High ×Joker」「彩」 を代表する3人が一緒に歌って踊ることになった。高塚の反応を見るに、本当に予定になかった展開だと思われる。偶然生まれたこの日限りのユニットの、記録に残らないステージ。それが超音楽祭のステージと確かにつながって思えたのは、メンバー全員が共に歌ってきた「DRIVE A LIVE」という楽曲との力もあったのではないだろうか。超音楽祭側を現地や生放送で見た人は、その向こうにあと3人の歌声と想いがあったことを覚えておいてほしい。

ステージを終えたバレッタは「この会場のみんなの一体感をS.E.Mとドラスタに伝えたかった!」と興奮した様子。高塚も「向こうで頑張っている姿を見て、僕たちも頑張ろうと思った」と締めくくっていた。

なお、夕方から行われた「SideMステージ〜絆をたしかめてみた〜」ステージでは、『アイドルマスターSideM』2周年記念CD詳細情報が明かされた。2周年記念CDシリーズは、2つのユニットが一緒になって楽曲をリリースする。第一弾は「DRAMATIC STARS」と「High ×Joker」で7月13日発売、第二弾は「Beit」と「S.E.M」で8月31日発売、第三弾は「Jupiter」と「W」で10月5日発売となる。発表された6組には入っていない「彩」のバレッタは自分たちも歌いたいと熱烈に要望していたのだった。ニコニコ超会議ではすっかりおなじみになったアイマスステージだが、今回中継応援側の舞台上で一緒に歌って踊った昼のステージ、そして超音楽祭出演を終えたばかりの「ドラスタ」の3人が応援組の3人とステージを振り返った夕方のステージは、その中でも特に記憶に残るものになった。

(中里キリ)