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幕張メッセで開催中の「ニコニコ超会議2016」の会場内ブース「超アイドルマスターJAPANブース」にて、7月28日発売予定のPS4専用ソフト『アイドルマスター プラチナスターズ』を紹介するステージイベント"プラチナスターズステージ〜紹介してみた"が行われ、星井美希役の長谷川明子、高槻やよい役の仁後真耶子、双海亜美・真美役の下田麻美、秋月律子役の若林直美、アイドルマスター総合プロデューサーの坂上陽三氏、『プラチナスターズ』の久夛良木勇人プロデューサーが登壇した。

ステージにキャスト4人が登場すると、客席は4人のキャラクター色のサイリウムを掲げ、あたたかい、熱のこもった歓声を上げる。それもそのはず、長谷川、仁後、若林の3人はこの2年の間に出産を経験し、長谷川と仁後は約2年、若林は2年半ぶりにアイマスのステージに"復帰"したのだった。迎える側の下田が音頭を取って、会場が「おかえりー!」と叫ぶと、3人も「ただいまー!」と返す。

おさげに眼鏡にアホ毛、という完璧な"律子装備"で登場した若林は、緑のサイリウムに帰ってきたことを実感して、それだけで泣きそうになったとのことだ。仁後の「ハイ、ターッチ!」や、長谷川の「おにぎり波〜!」などの、数年前には当たり前だったお約束を久しぶりにやるだけで、なんだか感動的だ。

アイマスチームの心遣いを感じたのは、3カ月後に発売される新作『アイドルマスター プラチナスターズ』の名を冠したステージであるにも関わらず、何よりも大事な新作紹介よりも先に「近況報告してみた!」のコーナーからスタートしたこと。会場いっぱいファンも知りたかったことだろうし、何せ久しぶりのステージで、特に長谷川は緊張している様子だ。思えばメンバーに下田がいるのも、2年前まで放送されていたラジオ『ラジオdeアイマCHU!!』のパーソナリティが揃うことにより、少しでもスムーズにイベントの勘が戻るように、ということだろう。

仁後は最近久しぶりにダンスレッスンに行ってみたら、目が回ってしまったというエピソードを披露。体の動きが重かったことを「重力は、地球は重かった」と表現した言葉のセンスは彼女ならでは。ステージに登場した坂上総合プロデューサーをそっちのけで若林と話しこんだり、後輩たちにふわふわと無茶振りをしたりと、彼女らしさは健在だ。

長谷川は翌日大宮で開催される「MONACAフェス2016」にライブ参加することもあり、しっかりとコンディションを作ってきた様子。久々のレッスンは「(レッスンをしていることが)アイマスっぽい!」と感じて本当に楽しかったとのことだ。仁後からは「アッキーの家はピカピカでおしゃれ!」とのこぼれ話もあった。

3人が復帰戦ということもあり、場の仕切りと進行、ゲーム『プラチナスターズ』のプレイ体験を担当した下田は、かつてはメンバー最年少・女子高生だったことが信じられないぐらいしっかりとして頼もしい。掛け合いの最中にも「アッキー、坂上さんの隣で大丈夫?」とトスを上げたりのいい仕事で、若林も「流石しっかり仕切るね!」と同郷の後輩の成長に驚いていた様子だ。下田はつい最近ハワイに行ったことを紹介すると、英語での自己紹介をさらっと行って拍手を集めていた。

そして今まで溜めこんだアイマス愛と律子愛を爆発させていたのが若林だ。各ステージに参加したメンバーがサインを入れていき、最後は『アイドルマスター』『シンデレラガールズ』『ミリオンライブ!』『SideM』の4作品のキャストのサイン入りボードが完成する…というコーナーで、「一致団結〜団結〜♪」と、ライブ未披露の幻の自己紹介ソング「団結」を口ずさむセンスは彼女ならでは。さらには「いっぱいいっぱい」をアカペラで歌いながら客席のコールを呼びこむサービスまで見せた。しかし一番最後の、本人も客席も一番楽しみにしているであろうフレーズの手前でアカペラタイムはさらっと終了。本当に大切なやりとりはいつか本番のライブで、というわけだ。若林はライブに出たい、「いっぱいいっぱい」が歌いたいと、驚くほどライブに積極的だった。

坂上総合プロデューサー、久夛良木プロデューサーが登場して『プラチナスターズ』の紹介をはじめる頃には、ステージのやりとりもすっかりなめらかに。4人の自由さにツッコミを入れる坂上氏も心なしか嬉しそうだ。久夛良木プロデューサーは絶好調の若林に「くたぴっP」と命名されて遊ばれていた。坂上総合プロデューサーによれば新作はライブに特化した内容で、旧作で言えばXbox 360『THE IDOLM@STER LIVE FOR YOU!』(2008)や『THE IDOLM@STER SHINY FESTA』(2012)に近い立ち位置になるという。久夛良木プロデューサーは「PS4で初めてのアイマスで、PS4ならではのライブシーンが楽しめると思います。合宿所を舞台にした新しいストーリーを楽しんで下さい」と内容に自信を覗かせていた。

下田がプレイを担当した『プラチナスターズ』版の「キラメキラリ」のライブシーンは驚くほどのクオリティで、若林も「はやくやりたい!」と大興奮。ステージで紹介された映像ではライブ以外にも、アイドル同士が合宿所の和室でステージ映像を一緒に見たり、亜美が洗濯物を干したりする日常生活の一コマも垣間見ることができた。

終わりの挨拶では下田が今日のイベントを「おかえりの会」と表現したが、幕張メッセという会場は10年前、東京ゲームショウ2006で長谷川明子が初めてファンの前に立ち、お披露目された場所でもある。その場所で10年後、家庭での大切な仕事を果たして戻ってきた仲間たちを「おかえり!」と迎えていることに、『アイドルマスター』というコンテンツとファン(プロデューサー)たちの懐の深さを感じるイベントとなった。

この日のイベントでは新たなCDシリーズ「THE IDOLM@STER PLATINUM M@STER」が日本コロムビアから発売されることや、7月28日の『プラチナスターズ』発売に向けて5月、6月、7月とPS4所有者向けにオリジナルテーマ(壁紙やシステムアイコンなどのセット)が無料配信されることなどが発表された。今後の展開については、5月19日22:00〜23:00に予定されているニコニコ生放送特番「プラチナスターズ for YOU」でも明かされるとのことだ。

懐かしい顔ぶれと共に行われた新しい発表の場の最後は、坂上総合プロデューサーが「アイドルマスター次の10年を、また765プロからスタートします。『シンデレラガールズ』『ミリオンライブ!』『SideM』含めて、よろしくお願いします」と力強く宣言していた。

(中里キリ)