一国の発展水準は何を尺度に計られるべきだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、国の発展をはかる重要な尺度として、経済のほかに「人文関懐」が挙げられると説明、日本社会の隅々にはっきり認めることができる人文関懐の実例をいくつか紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 一国の発展水準は何を尺度に計られるべきだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、国の発展をはかる重要な尺度として、経済のほかに「人文関懐」が挙げられると説明、日本社会の隅々にはっきり認めることができる人文関懐の実例をいくつか紹介している。

 記事が用いた「人文関懐」とは、日本語にすれば「人道的配慮」、「人間としての思いやり」という意味合いだ。人文関懐という言葉は2007年の中国共産党第17回全国代表大会報告で初めて使用された。これは厳格な思想政治から国民1人1人の尊厳を重んじる政治への変化を意味している。従って人文関懐は国民1人1人を異なる個性を持つ人間として尊ぶ態度とも定義できるだろう。

 記事は日本での生活体験があるという中国人ネットユーザーの経験談をいくつか紹介している。例えば2008年に四川大地震が発生した際に東京に住んでいたというユーザーは「日本国内のすべてのコンビニエンスストアに募金箱が設置されていていた」と説明。しかも救援組織に依頼されたのではなく自発的な募金活動だったと称賛している。

 さらに別のネットユーザーの経験談を紹介。15年に日本の温泉ホテルに宿を取っていたが、友人たちが道に迷ったようでなかなか帰ってこない。しかしある日本人は親切にもその友人を温泉まで送り、しかも「楽しいご旅行になりますように。がんばれ天津!」と中国語で書いたメモを渡したという。

 ちょうどその日は天津の爆発事故の初七日にあたる日だった。ネットユーザーはこの日本人の思いやりに「言葉を失った」と説明、異国の災難への対応はその国の発展の程度をはっきり示すと指摘しているが、確かに他人への配慮は1人1人に余裕がないとなかなかできないものであり、そういう意味では日本には「人文関懐」が存在すると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)