食費の大幅節約!! キッチンでできる野菜の再生栽培まとめ

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シャキシャキの葉野菜や薬味で使うネギなど、根っこ部分は食べられないからとゴミ箱に捨ててはいませんか。でもちょっと待って! 野菜の根の部分を水に浸しておくと、ぐんぐん成長して再収穫できるのです。キッチンの窓際や日当たりのいい場所に置いておくだけでできるので、「家庭菜園は大変そう」「土で汚れるのはちょっと……」という人でも気軽にトライできますよ。「キッチン菜園」で食費の節約にトライしてみましょう!

■キッチン栽培におすすめの野菜

キッチンで育てる再生野菜に向いているものは、根っこの部分がしっかりと残る「小松菜」「チンゲンサイ」「ネギ」などの葉もの野菜。葉の部分が再生しやすい大根・ニンジンといった根菜や、豆の部分に栄養が入っている「豆苗」も再生野菜向きです。今回、実際に再生を試した野菜と、その育て方を紹介します。

●万能ネギ

栽培方法

・根元から2〜3cmのところを切り、根元部分をコップなどに入れます。
・根がしっかり浸かるように水を入れます。
・日当たりのいい明るい場所に置いて育てます。水は毎日換えましょう。

ポイント

ぐんぐん伸びるので、丈があるコップなどの容器に入れて育てるのがおすすめです。

数日で切った部分から、新しい部分が出てきます。暖かい季節なら、ほんのわずかな日数でもすぐに伸び、1週間もすると、5cmほどの長さに。「ちょっと彩りが欲しい」というときにキッチンばさみなどで切って使えます。

●大根の葉

栽培方法

・大根のヘタの部分を1cm〜2cm程度の厚さに切ります。
・浅い容器などに置き、ヘタの上の部分(葉が生える部分)に水が浸からないない程度、水を入れます。
・窓際など明るい部屋に置いて育てます。温かい時期は水が蒸発しやすいため、こまめに水の量をチェックしましょう。

ポイント

水を入れた容器がヌルヌルしてくると、水の濁り、カビ、悪臭などの原因となります。毎日、水を換えるときには容器も洗いましょう。

葉は、1週間程度で出てきます。生えたばかりの葉はとてもやわらかいので、おみそ汁に入れて、サッと加熱して食べるのがおすすめです。

●にんじんの葉

栽培方法

・大根と同様、ヘタの部分を1cmほどの厚さに切って、平らな容器やお皿に水とともに入れます。
・明るい日当たりのいい場所に置いて育てます。

ポイント

器に入れる水の量が多すぎると、にんじんが腐ってしまうことがあります。切り口が水に浸る程度で大丈夫。大根と同じように、容器のヌメリや水のにごりなどには注意して育てましょう。

1週間ほどで、ハーブのような形状の葉が生えてきます。かわいい形の葉をしているので、テーブルの上におけばインテリアのアクセントにもなりそう。葉は独特の香りがしますが、少量ならパセリのかわりにスープの彩りとして使っても気になりません。

●レタス・リーフレタス

栽培方法

・浅い容器の中に、レタスの芯の部分を入れ、芯が浸かる程度の水を入れます。
・茶色く変色している葉が残っていると、そこからジュクジュクと腐って崩れてくることがあるので、変色している部分を取り除いてから水を入れたほうがいいでしょう。
・日当たりのよい場所に置き、水は毎日換えます。

ポイント

リーフレタスは、レタスより細い芯のため、コップを使った方が安定します。

1週間ほどで葉が生え、10日ほどすると10cmくらいの緑色の葉に成長します。お弁当の彩りが足りないときなどに重宝します。

●小松菜

栽培方法

・根から3〜4cmくらいの長さのところで切り、コップなど深さのある容器に入れます。
・水の量は、根っこが完全に浸るくらいです。
・日当たりのいい場所に置き、水を毎日換えて育てます。

ポイント

切り口が水に浸ってしまうと、その部分から腐ってしまうことがあります。浅い容器に入れると、倒れて切り口が水に浸ってしまうので、少し深さのある容器に入れたほうが失敗しにくいようです。

数日で小さな葉が生えてきて、10日くらいで収穫できるほど成長します。大根の葉や万能ねぎと同様、おみそ汁の具にしたり、サッとゆでておひたしにして食べるのがおすすめです。

●豆苗

栽培方法

・きれいに洗った食品トレーや、浅い容器などに、収穫後の豆苗を入れます。
・根の部分が浸るくらい、水を入れます。
・日当たりのよい部屋に置いて育てます。

ポイント

ぐんぐん水を吸って大きくなるため、こまめに水の量をチェックしましょう。日当たりが悪い場所に置くと、ヒョロヒョロとした豆苗になるので、置き場所にはこだわりたいですね。

再生野菜の優等生といっていいほど、育てやすい「豆苗」。水を与えて数日で芽が伸びはじめ、1週間後にはもとの長さになるほど成長します。1回に収穫できる量が多いので、メインディッシュの素材に使うのもおすすめ。

豆の部分に栄養分が入っているため、数回、再収穫が可能なのもうれしいところ。今回3回目の収穫までは成功しましたが、4回目になると豆に蓄えられた養分がなくなったのか、ヒョロヒョロと細く高さもそれほど出なくなりました。

■再生栽培に向いていない野菜

今回、いろいろな野菜の再生に挑戦しましたが、「かいわれ大根」「ブロッコリースプラウト」はうまく再生できず失敗しました。再生野菜向きの「豆苗」に似ているため順調に行くと思いきや、成長はせず、むなしく朽ちていくだけとなりました。

再生野菜とはちがいますが、なかなかいっぺんに使い切ることが難しい香味野菜「パセリ」は水に生けておくと長持ちします。冷蔵庫の野菜室に入れておくと、すぐにシナシナになってしまいますが、コップなどに入れておけば、いつでもシャキッとした状態で料理に添えられます。ガラスの器などに入れ、テーブルにおいておくだけで、キッチンが明るい雰囲気になるのでおすすめです。

■再生栽培の注意点

●日当たりのいい場所は雑菌もわきやすい

日当たりのいい場所は、野菜が育ちやすい環境となりますが、同時に雑菌などが繁殖する要素もたくさんそろっています。毎日の水換えや容器の水洗いは忘れずに。それでもカビが生えてしまったら、もったいないけれど処分したほうが無難です。

●日当たりの悪い場所は育ちにくくカビやすい

植物は日光を好みます。日当たりの悪いキッチンの場合は、日が当たるリビングなどに野菜を移動させたほうが、いいでしょう。特に梅雨時など、日当たりの悪い場所に水分の多い野菜を放置しておくと、カビが発生する原因にもなります。

●再生回数は無限ではない

基本的に野菜には肥料は与えず、水だけを与えます。収穫をくり返していくうち、茎は細くなり、色も悪くなっていきます。1つの根・芯で数回再生させたら、新しい根や芯に取り替えましょう。

●育てる容器も清潔に

また、根や芯を入れるのに使う容器は清潔なものを。肉や魚などが入っていた食品トレーなどを利用する場合、しっかりと汚れを取り、乾燥させたものを使います。

■まとめ

キッチンで手軽にできる再生野菜栽培、いかがでしたか? 捨てるはずの部分を使うのだから元手はゼロ、土も使わず、簡単なお手入れだけで、収穫の喜びが楽しめます。連休の最初にはじめれば、連休が終わるころには収穫体験ができるかも。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

(松原圭子/フォルサ)