27日、日本企業から獲得した賠償金の分け前をめぐり、中国船舶王の子孫たちが争っている。資料写真。

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2016年4月27日、参考消息網は記事「中国船舶王の子孫が日本から2億3000万元の賠償を獲得、巨額遺産をめぐり骨肉の争い」を掲載した。

2014年、商船三井は上海海事法院に40億円の供託金を支払った。その理由はなんと日中戦争期にまでさかのぼる。1936年、商船三井の前身である大同海運が中国・中威輪船公司が所有する船舶2隻を借り受けたが、日本政府が徴用し沈没、消息不明となった。二次大戦後、中威輪船公司の代表である陳順通の子孫が賠償を求めて裁判を起こし、2007年に上海海事法院で勝訴。商船三井は和解を求めて賠償金を支払わなかったため、船舶差し押さえという強硬手段に出て、40億円(約2億3000万元)の供託金支払いという騒ぎへと発展した。

商船三井の供託金支払いによって一件落着したかに見えた案件だが、実はこの2年間、さらなる争いが続いていたという。問題はこの40億円の分け前だ。子孫たちの間で分配方式をめぐり争いが起きている。陳順通は相続に関する遺書を残しているが、男児にのみ財産を残すという「古い内容」は、現代の中華人民共和国の法律にそぐわないとして女系の子孫が反発。さらには非嫡出子を名乗る人物まで登場し混乱を極めている。(翻訳・編集/増田聡太郎)