27日、韓国メディアが母親の遺体を遺棄したとして書類送検されたある男の事情を報じたところ、韓国のネットユーザーから男の情状酌量を求めるコメントが多数寄せられている。資料写真。

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2016年4月27日、老衰で死亡した母の遺体を2カ月間車に載せていた容疑(死体遺棄)で、このほど韓国の60歳の男が書類送検された。葬式を出す金がなくやむを得ず犯行に至ってしまった男の事情を韓国・ニューシスなどが報じたところ、ネットユーザーから善処を求める声が相次いでいる。

男は今年2月、韓国南部・麗水市内の洞窟で生活していた86歳の母親が死亡した後、遺体を包帯などで包み2カ月余り車に載せていた疑いが持たれている。無職の男は葬儀にかかる費用を一度は調べたものの、金がなく葬式を出せないまま犯行に至った。

男が遺体を載せていた車も、知人から盗んだ物だった。警察は知人からの通報を受け今月17日に車を発見、車内から遺体が見つかったことで事件が発覚した。

この事件の報には韓国のネットユーザーから800件ほどのコメントが寄せられたが、その多くが男の情状酌量を求める声だ。

「こんなふうにどうしようもなかった場合も死体遺棄が適用されるの?」
「これがなぜ死体遺棄に?車の窃盗の処罰だけにして」
「気の毒で涙が出る。誰だって親の最期をこんなふうにはしたくないはず」

「お金がない中で、これ以外にどうすればよかったと言うんだ?」
「法が許す最大限の寛容をみせて」
「福祉の費用はこういう方たちを助けるために使うべきだ。持つ人にも持たざる人にも平等にいろんな手当を与えるのはまだ早い」

「せめてお葬式を出した後に罰を受けられるようにしてほしい。悲しい話だ」
「お葬式こそ出されなくても、お母さんは息子さんと一緒にいられて幸せだったはず」
「国民はこういう人たちを助けてほしいからこそ税金を払っているんだ」

なお警察関係者は処罰について、「死体遺棄容疑の処罰は免れないと思うが、裁判所で事情を考慮し刑を軽くする可能性はあるのではないか」と話している。(翻訳・編集/吉金)