数値化することで対処。プロが教えるストレスに上手に付き合うための方法

写真拡大

仕事でうっかりミスをしたとか、親とケンカしたなど…生きている限り人はなんらかのストレスを受けているもの。だからこそ「ストレスと上手に付き合う方法を学ぶことが大事です」と、ストレスマネジメント研究家の堀北祐司さんはいう。

例えば“最近、頭痛が続く”や“胃が痛むことが多い”と感じるときに、“ストレスかも…”となんとなくやり過ごさずに、「ストレス度」を数値化した指標を自分で作ってみよう。

「例えば、今日の会議の憂鬱度は10段階のうちの7点くらい、と10段階で評価をしましょう。数字化して認識をすることで、冷静になることができます。上司のイヤミ○点、通勤電車地獄度○点…など、さっそく今日からやってみてください」(同)

今日の憂鬱度はマックスではない、と感じるだけで心に余裕が生まれるとか。また、10点に近づいたときには、トイレに行って深呼吸をするなどのマイルールを決めておくとリセットしやすいそう。もし本当に10点になってしまったら、早く帰ってとにかく眠ることがいちばんだとか。

「厚生労働省がネット上で公開している“5分でできるストレスチェック”を受けるのもおすすめです。57の質問に選択式で答えていくと、ストレスの原因因子や心身反応などを円グラフで表示してくれるので、ストレス度を客観的に把握することができますよ」(同)

ストレス度の点数化に慣れたら、“ストレスの見積もり表を作る”のもおすすめ。これは、これからの1週間、または1カ月間に予定されているイベントのストレス度を予測して点数化しておくもの。

「ストレス度が高いと予測されるイベントがある日は、少しでもストレスを軽減できるように、体調を万全に整えて準備をしておく、ほかの予定は極力入れないなど、対処策を講じましょう」(同)

それでもイライラや不安感などのストレスに押しつぶされそうになったときは、本音をぶつける“秘密のノート”を作ると、心を軽くできるとか。

「イライラの原因になる上司の悪口でも、会社の制度への不満でも、誰にも言えない気持ちをノートに思いっきり書いてみてください。『給料少ないくせに残業させるな!』など思ったことをそのままに。書くことでストレスの原因が明確になり、イライラをクールダウンすることができます」(同)

ストレスの気配を感じたら、そのままにせずに直視するのがいちばん。毎日を気持ちよく過ごすためにも取り組んで。

堀北祐司
ストレスマネジメント研究家。クレーム対応アドバイザー。大手家電メーカーでお客様相談室の責任者を務め、1万件を超えるクレームに対応。途中うつ病と診断されるが、克服した経験を持つ。以来クレーム対応を無理せず続ける仕組みを考案しストレス耐性トレーニングを開始する。現在は講演や研修でストレス耐性があがる生活習慣などを伝えている。著書に『世界一簡単!「ストレス」と上手につき合う方法』(三笠書房)がある。