27日、新華網によると、中国で婚前検診の受診率が1割にも満たなくなっている。写真は中国の結婚写真。

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2016年4月27日、新華網によると、中国で婚前検診の受診率が1割にも満たなくなっている。

中国では近年、結婚前に行う身体検査(婚前検診)の受診率の低下が、国家衛生・計画生育委員会を悩ませている。

1995年に「中華人民共和国母子保健法」が実施されてから、婚前検診の受診率は上昇。2003年には北京市で100%に達した。しかし、同年10月に施行された「婚姻登記条例」で婚前検診に強制性がなくなると、受診率は年々下落。検診を無料で行っているにもかかわらず、2014年には6.76%にまで減少した。広州市でも2003年には93%だった受診率が、2011年にはすでに7%にまで下がっている。

では、人々はなぜ受診しないのか。先日、男性と結婚した朱さんは、「職場で毎年、健康診断を受けていて異常はないので」と理由を語った。また、婚前検診では主に病歴の確認、身体検査、男女の生殖機能の検査、感染症検査、胸部のX線検査などが行われるが、局部を触られることを嫌がったり、病気が見つかった場合に相手から結婚を断られるのではないかと心配したりするケースも多い。また、「婚前検診を受けよう」と言い出すと、相手に「自分を信用していないのか」と疑われてしまうことも原因にあるようだ。

しかし、検診による病気の発見率は増加傾向にある。北京市では1996年には5%だったが、2014年には13%に増加。先天性の心疾患や精神疾患、生殖器の疾患などが多く発見されている。また、広東省では先天性の疾患を持って生まれてくる子どもが、10年前の2倍に増えているというデータもある。専門家は、「婚前検診は絶対に必要。夫婦だけでなく、生まれてくる子どもの健康にも影響する」と語っている。(翻訳・編集/北田)