【テント・登山】山の上でプチ贅沢!簡単おいしい「燻製」の楽しみ方

写真拡大

今年のGW、皆さんはどのようにお過ごしになりますか? アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所が運営する情報発信型ウェブサイト『青山ハッピー研究所』の調査によると、アウトドア派は「例年よりリッチにお金を使う」傾向があり、インドア派は「例年より出費を抑える」傾向があるとのことでした。

アウトドアといっても、登山やハイキングだけでなく旅行なども含まれますが、それでも、「コストをかけてアウトドアを堪能しよう」とする人は少なくないのでは。

例えば登山をするにしても、この時期は、山によって本格的な冬装備が必要だったりします。3000m以上の山は、素人には到底無理な厳冬期。2000m以上の山も雪が残り簡単に入ることができません。もし、山に入ろうとするのであれば、それこそしっかり準備をし、装備を買いそろえる必要があるでしょう。

一般的な山好きの方がゴールデンウィーク中に登山を楽しもうとするなら、やはり1000m前後のものが、現実な目的地となるのではないでしょうか。茨城県「筑波山(877m)」をはじめ、埼玉県「秩父三峰山(1329m)」、神奈川県「金時山(1212m)」、滋賀県「伊吹山(1377m)」、兵庫県「六甲山(931m)」、鹿児島県「開聞岳(924m)」などが現実的です。筆者も屋久島に行き、テント泊登山に挑戦しようと計画しています。

本格装備にコストをかける必要がない分、低山登山だと別のお楽しみにお金を使うことができますね。今回は、テント泊登山の時に取り入れたい“燻製”の楽しみ方をご紹介いたします。

【登山】高尾山の次はココ!都心からアクセス良好「高水三山」に登ってみた

ところで皆さん、この燻製のことを「難しいんじゃないか」と、誤解していませんか?なぜか燻製には作るのにひと手間がかかり、素人は手を伸ばしにくいというイメージがあります。しかし、それは大きな勘違い。実は非常に簡単で、かつ、難しいと思われているからこそ、サッと作ってしまうことで、一気に人気を集めることができるのです。

必要となるのはスモーカーという食材を燻すための燻製機(snowpeak「コンパクトスモーカー」など)。これは安いものだと1000円ほどで購入できるものも(SOTO「燻家」など)。もし、スモーカーがなければ中華鍋がその代わりになりますし、燻製上級者ともなるとやかんを使って食材を燻しているようです。やかんだと重さも気になりませんね。

あとは食材に香りをつけるスモークチップが必要。香りが強く豚肉やラム肉と相性の良い「さくら」、癖がなくチーズやサーモンに合う「くるみ」、初心者におすすめなのが「ヒッコリー」、ウイスキーの香りが染みている「ウイスキーオーク」など様々な種類があります。チップも安価なものですので、いろんな香りをブレンドする楽しみもあります。スモーカーや鍋の最下部にひいて、下から熱を加えます。

また、木材を超微粉化して固めたスモークウッドというものもあり、こちらはそのものが燃えるため熱源を必要としませんので大変便利です。さらに燻製材として活躍するのが、コーヒー豆と茶葉。書籍『燻製ライフ』によると、この2つもチップの代わりをしてくれるというから驚きです。


コーヒー豆は「香ばしい香りにほんのりスモークの酸味が、心地良い。コーヒー豆のほろ苦さがアクセントになった大人風味の燻製に仕上がる」と解説され、茶葉に関しては、「香りの強い茶葉ならより香ばしく仕上がるので、ほうじ茶や烏龍茶、そして紅茶などの茶葉がおすすめ。茶葉が粗いほうが香りが出やすい」とのこと。このテクニックを見せつけられたら、さすがに驚きますね。

ところで皆さんは、何を燻そうと企んでいますか? 世の中には燻して美味しいものがたくさんあるのですが、予想の斜め上をいくのが、醤油、岩塩、みそ、オリーブオイル、胡椒、カレー粉といった調味料。

なんとこの調味料を燻すという楽しみ方があるのです。その魅力にはまった一人が東京・赤坂でお店「燻」のオーナーシェフ。醤油は「大豆本来の旨味と香りが高まり、まろやかな味わいに」、岩塩は「天然の雑味がほどけ、マイルドになり味に深みが増す」、オリーブオイルは「特有のスパイシーさが和らぎ、香ばしさがいつまでも」(美味しそう!!)、また、カレー粉では普通のカレーでは味わえないコクと深みが堪能できると、同書で紹介しています。

この燻製、実はインドア派の方にもおすすめ。ホームパーティーで出しても楽しいのです。最近では、家の中で燻製をしても、高い除煙・脱臭機能搭載で煙の臭いが気にならない燻製機などがありますので、インドアで燻製を楽しめるようになりました(パナソニック「けむらん亭」)。ですので、連休中のちょっとした時間を使って、こういった調味料を燻してみると盛り上がることでしょう。

忘れてはいけないのは、アウトドアでもインドアでも、燻製は待っている時間が一番楽しいってこと。忙しい現代人がゆっくりと食材が燻されるのを待つ。どんな味付けになるのか楽しみにして待つ。そんな何気ない時間を提供してくれるのが燻製ってやつなのです。あなたの世界を広げる燻製時間、ちょっと挑戦してみませんか?