温家宝を“台湾英雄”と称える銅像  霊園に設置も即撤去  「印象極めて悪い」=市長

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(基隆 28日 中央社)北部・基隆市の霊園「擁恒文創園区」は27日、園内で中国大陸の温家宝氏を「台湾の英雄」として称える銅像の除幕式を開いた。だが、公開後すぐにインターネット上などで反発が広がり、撤去に追い込まれた。

銅像設置を企画した林坤明氏は、「温氏は任期中に多くの就業機会や外貨を台湾にもたらした」と強調、政治理念は異なるが称賛すべきと語っていた。銅像の土台には中国共産党のスローガンにも使われた「和諧」(調和)という文字のほか、「両岸(台湾と中国大陸)の平和維持、経済交流の拡大」などと温氏の功績を称える言葉が刻まれていた。

反発の拡大を受けて、同市の林右昌市長は同日、業者に連絡。「社会の認識との差が大きく、印象も極めて悪い」として撤去を提案し、業者側もこれに同意した。跡地には木が植えられた。

インターネット上では、存命の人物の銅像を墓地に設置したことに違和感を示すコメントも多く見られた。

(王朝ギョク/編集:杉野浩司)