日本でタクシーの乗車拒否を経験した在日中国人。しかし、その経験によって、かえって日本の「すごさ」を感じることになったようである。中国メディア・捜狐は26日、乗車拒否されてタクシー会社にクレームを付けた在日中国人のエピソードを紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本でタクシーの乗車拒否を経験した在日中国人。しかし、その経験によって、かえって日本の「すごさ」を感じることになったようである。中国メディア・捜狐は26日、乗車拒否されてタクシー会社にクレームを付けた在日中国人のエピソードを紹介する記事を掲載した。

 記事は、「タクシーに乗車拒否された経験はあるだろうか。拒否されて非常に嫌な気分になったことはないか」としたうえで、日本に住む中国人が昨年7月、中国からやってきた友人らと日本でタクシーに乗ろうとしたところ乗車拒否に遭遇したことを紹介した。

 この在日中国人は数人の友人と夕食後、ホテルに戻るべくタクシーを拾った。しかし運転手はホテルの場所が分からないという。そこで詳しい行き方を説明しようとしたところ、運転手はぶっきらぼうに「分からないよ」と言って乗車を拒否したという。

 憤慨した在日中国人はタクシー会社にクレームを付けた。すると、会社全体がクレームに対して衝撃を覚えたかのように、幹部数名が詫び状を携えてやってきたほか、運転手の処分、従業員に対する乗車拒否問題の意識徹底を旨とした特別研修会の開催を決定したとのことだ。

 記事は、この在日中国人がネット上に投稿した文章からは、タクシー会社の幹部らが90度のお辞儀をして謝罪していること、詫び状以外に手土産まで持参していたことが分かる画像も掲載されていたと伝えている。そして「日本には中国人が嫌いな人がいるというのは、確かである。この運転手もその1人だろう」とする一方、「幹部の謝罪もまた、日本社会の真実の姿なのである」と説明。中国の大都市で同様の乗車拒否が発生したばあい、クレームを付けてもなしのつぶてであるとしたうえで「比べてみると、われわれは何と悲しいことか」と嘆いた。

 タクシー会社が常日頃から乗車拒否のクレームに対してこのような厳然とした対応を取っているのかは定かではないが、これほどの対応を取られれば、クレームを付けた側もよほどひどい問題でない限りは怒りを鎮め、かえって恐縮することになるだろう。クレームを出してしまったこと自体は問題だが、その後の誠意ある対応を取るかどうかで印象は大きく変わってくるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)