4月14日と16日を中心に大地震が発生し、甚大な被害が出た熊本。そのシンボルといえる熊本城も、屋根瓦や石垣など深刻なダメージを受けた。中国メディア・新浪は27日、中国人観光客が地震発生直前の3月に熊本そして熊本城を訪れた際、「離れがたい」との感想を得たとする文章を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 4月14日と16日を中心に大地震が発生し、甚大な被害が出た熊本。そのシンボルといえる熊本城も、屋根瓦や石垣など深刻なダメージを受けた。中国メディア・新浪は27日、中国人観光客が地震発生直前の3月に熊本そして熊本城を訪れた際、「離れがたい」との感想を得たとする文章を掲載した。

 文章は、3月に出かけた九州旅行の一部として、2日間にわたり熊本市を訪れたことを紹介。この観光客が特に「くまモンの故郷である熊本城」に期待を寄せていたことを伝えている。到着初日には熊本名物の馬刺しに舌鼓を打ったとし、「馬肉は新鮮さが売りで、他の場所ではなかなか食べられない。脂肪分が少なく、生姜とニンニクと合わせていただくと、口の中ですぐとろける感じだ」と解説した。

 そして2日目は、くまモンに会うために熊本城に向かったと紹介。途中タクシーをはじめとする様々な場所でくまモンのイラストが目に入り「熱心にこちらに手を振っていた」とした。くまモン本体には会えなかったようだが、「中国では彼の存在によって熊本が知られるようになった」というくまモンのパワーを大いに感じ取ったようだ。

 また、「大阪城、名古屋城とともに日本三大名城の1つと称される」と紹介した熊本城は「桜は花盛りではなかったが、春のムードは芽生えている感じだった」とし、青い空にそびえる熊本城は非常に雄大だったと説明。くまモンから感じ取れる「萌え」のイメージとは対比をなすものであると評した。

 さらに、城を見ていると東京から旅行にやってきたという制服姿の高校生一行に遭遇、向こうから記念写真を求められて一緒にカメラに収まる美しい「思い出」もできたという。文章は「驚いたが、とても可愛らしい高校生たちだった」と感想を残している。

 そして最後に「くまモン本体には会えなかったが、くまモンのような親切さ、愛しさを得ることができた。古い街ながらも、新たな活力が発散されている。名残惜しい気持ちを抱えて熊本城を後にし、次の目的地に向かった」と結んだ。

 歴史ある街並みに、阿蘇の大自然の恵み、そして誰からも愛されるご当地キャラ。熊本は本当にいいところだ、という思いが文章から伝わって来る。旅行記が地震発生後しばらくしてから掲載されたのも、もしかしたら現地に対する配慮なのかもしれない。そして彼らも、訪れたばかりの熊本でかくも大きな災害が発生したことに対して、甚く傷心しているのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)