キヤノンITSは27日、ウイルスなどの不審なマルウェアを解析してレポートするサービス「マルウェア解析サービス」を7月1日から提供すると発表した。

 価格(税抜)は月額契約が35万円(マルウェアを4検体/月まで対応。4検体未満の場合翌月に持ち越しされない)と、マルウェア1検体ごとのスポット契約が10万円。

 同社によると、ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)の一種「Locky」が、多数確認されるなどマルウェアによる被害がますます深刻化しているという。攻撃者は、目的を達成するためにさまざまな手法で企業・組織へ侵入し、重要情報、機密情報の持ち出しや金銭の搾取などを試みている。その手法が巧妙化し、多種・多量のマルウェアが短期間に出回るなか、こうした攻撃の侵入を完全に防ぐことはきわめて困難である。

 そこで、同社は企業内で発見したマルウェアを迅速かつ適切に対処するため、感染の有無の確認や被害状況の調査方法、感染時の復旧方法など、マルウェアに関する信頼性の高い情報を、迅速かつ一括で取得したいという要望に応えるため同サービスを提供開始する。

 同サービスでは、顧客から提出されたマルウェアを同社の技術者が解析し、解析報告書を作成して報告する。解析報告書には、「検体の概要(ESET検出名/対応パターンファイル)」「解析結果概要」「通信先情報・通信データ」「感染確認手順」「復旧方法」などが記載される。