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米Facebookは4月27日(現地時間)、2016年度第1四半期(1月〜3月)決算の発表において、議決権のないクラスC株式を発行する計画を明らかにした。

クラスC株式の導入は、クラスAまたはクラスBの1株に対して新たに2株のクラスC株を配当する計画だ。これは株式分割と同じ効果になるが、無議決権の株式の発行によって、創業者でありCEOのマーク・ザッカーバーグ氏の議決権が希薄化するのを防ぐ。

Facebookは決算発表のプレスリリースの中で、「ザッカーバーグ氏の長期的なビジョンにフォーカスし、Facebookにおいてザッカーバーグ氏がリーダーシップを発揮するのを後押しする」とクラスC株式導入の狙いを説明している。4月12日に開発者カンファレンス「F8」の基調講演において、ザッカーバーグ氏が今後10年間の技術開発のロードマップと世界をつなげるビジョンについて語っており、それを遂行できるように同氏の支配力の維持を図る。

クラスC株式発行は27日に取締役会の承認を得ており、6月20日に開催される年次株主総会に提案されることになった。ザッカーバーグ氏は「Note from Mark Zuckerberg」という書簡を公開、「Facebookの体験の継続的な向上につながる」と提案への支持を呼びかけている。

1〜3月期の売上高は前年同期比52%増の53億8200万ドルだった。広告収入は全体の97%に相当する52億100万ドル。広告収入に対するモバイル広告の割合が前期の80%から約82%に拡大した。会計原則(GAAP)ベースの純利益は、前年同期の5億1200万ドルから195%増の15億1000万ドルで、1株利益は0.52ドル。非GAAPベースでは87%増の22億2900万ドル (1株あたり0.77ドル)。売上高、1株利益ともにアナリストの予想を上回った。

月間アクティブユーザー数(MAU: 3月末時点)が前期比4%増の16億5400万人と、初めて16億人を突破した。モバイルMAUは5%増の15億800万人。そのうちモバイルのみのMAU (モバイルアプリまたはモバイルWebサイトのみ使用)は9%増の8億9400万人だった。

(Yoichi Yamashita)