若桜鉄道のピンクSLは、16年5月1日にお披露目の予定

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鳥取県は、写真の競技会「ピンク撮っとり!鳥取フォトコンテスト」を2016年4月28日からインターネット上で開始する。

応募者は7月31日までに、以下のテーマに合致する写真を撮って、電子メールまたはフェイスブックページから画像を送信する。グランプリ受賞者に賞金10万円が贈られるほか、月間賞として賞金1万円も用意される。月間賞は各テーマにつき1点が選ばれるが、4月応募作品は5月扱いとなる。

【テーマ1】「鳥取ピンク」...鳥取にまつわるまたは鳥取をイメージさせるピンクなもの【テーマ2】...撮影者やモデルの「鳥取ラブ」が表現されたもの

応募数の上限は毎週1人5点と比較的ゆるい。過去5年以内に撮ったオリジナル作品で、他のコンテストに入賞したことのない作品ならOKだ。テーマに合致するなら撮影場所は鳥取に限らないので、県外の人も気軽に参加できる。詳しくは県の情報発信ページまで。

「砂丘」「ブラウン系」のイメージを変えたい

それにしても鳥取県はなぜこのようなコンテストを始めるのか。それはズバリ「イメチェン」だ。

16年2月、同県は「鳥取県に関するイメージ調査」を発表した。この調査は昨年12月22日から28日までの7日間、首都圏、中京圏、関西圏、中国・四国圏、九州圏の14都府県に居住する男女5400人を対象にインターネットを通じて実施された。

「『鳥取県』と言われて連想されるもの」という設問で、得票率1位に輝いたのが「砂丘」で72.4%。以下、2位が「二十世紀梨」で4.6%、3位が「砂漠」で4.5%、4位が「砂」で1.3%と続く。また「鳥取県の色」という質問では、「ブラウン系」(38.0%)が1位、「イエロー系」(19.9%)が2位、「グレー系」(12.0%)が3位だった。そして「鳥取県に対するイメージ」という問いは、「地味」(19%)、「田舎」(18%)、「のんびり」(17%)がベスト3に入った。

「鳥取には砂丘しかない」。こうしたイメージを少しでも変えたいのだろう、県を挙げてピンク色による地域活性化を図っている。智頭(ちず)町と兵庫県の上郡町とを結ぶ鉄道を運営する智頭急行の恋山形駅の構造物をピンク色に塗装したり、鳥取市のある企業が「華貴婦人のピンク華麗(カレー)」「ピンク醤油(しょうゆ) 華貴婦人」という食品を発売したり、鳥取市がピンク色の婚姻届を用意したりしている。さらに16年5月1日〜8日には、第三セクターの若桜鉄道でピンク色のSLが走る予定だ。

優しく、柔らかい印象を与えるピンク色。連想されるイメージもポジティブなものが多い。恋愛、華麗、幸福、ハート、春、艶やか、桜――。フォトコンテストを通じて「こうした要素にあふれた、魅力的な土地なんですよ」と、全国に発信する狙いがあるのかもしれない。