中国国務院によれば、2015年における中国の男性人口は7億414万人、女性人口は6億7048万人だった。男性の数が女性より約3300万人多いが、中国メディアの参考消息網はこのほど、この歪んだ男女比に目をつけた国際結婚仲介サービスが中国で人気を博していると伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国国務院によれば、2015年における中国の男性人口は7億414万人、女性人口は6億7048万人だった。男性の数が女性より約3300万人多いが、中国メディアの参考消息網はこのほど、この歪んだ男女比に目をつけた国際結婚仲介サービスが中国で人気を博していると伝えた。

 報道によれば、国際結婚仲介サービスは中国人男性がラオスに赴き、相手の女性とお見合いをするというもので、5日間のお見合い期間で双方が結婚に同意したなら、次の15日間で仲介業者が必要な書類手続きをすべて終え、中国人男性はラオスの花嫁を連れて中国に帰るという「一貫サービス」になっているという。

 費用は仲介業者によって異なるようだが、記事が事例の1つとして取り上げている業者は6万元(約102万円)であり、その内訳は仲介料、翻訳サービス料、証明書類手続き料、結納金となっている。お見合いが結婚にいたらない場合は費用は発生しないというのがこのサービスの特長の1つになっているようだ。

 約3300万人も男性が多いという事実は、中国の多くの男性にとって国内での花嫁探しが難しいことを示している。中国では1人っ子政策の実施のもと、将来的に嫁に行く女児よりも男児を求めて産み分けするケースが相次いだほか、農村部では男児は働き手になるとして重宝されたことも男女比の歪みにつながった。

 農村部では産み分けによって男性の数が多いにもかかわらず、都市部の女性は農村部の男性とは結婚したがらない。中国の戸籍制度のもと、都市戸籍と農村戸籍では待遇など多くの格差があるためだが、戸籍を移すこともできないのが現実であり、結婚できない中国の男性たちは国外に花嫁を求めるしかない状況だ。

 中国国務院は1994年に「国際結婚紹介の管理強化に関する通知」を規定。この規定によれば国際結婚仲介サービスは違法行為として扱われ処罰の対象になる。この法律が制定された目的は悪質な国際結婚仲介業者から中国人女性を守ることにあるが、ラオスの女性を中国人男性に紹介する国際結婚仲介サービスも違法行為として扱われる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)