中国ネット上では、中国安徽省テレビ放送局の傘下にあるインターネット放送局「AHTV.CN」で4月から放送中の番組に今注目が集まっている。番組名は「好運賺賺賺」で「テレビをつけてお金を稼ごう」といったコンセプトで放送しているという。話題になったきっかけは、そのマスコットキャラである「好運熊(幸運熊)」の存在だ。

 同番組は毎週土曜日と日曜日の現地時間20時20分から放送されており、およそ1時間ほどの内容だ。低価格で高価値な商品を紹介したり、「紅包」による電子マネーの配布をしたり、番組放送中に現金をプレゼントをしたりするなどしているとのことだ。

 もっとも同番組が大きく注目を集めた理由は番組内容ではない。そのマスコットキャラクターの存在だ。公式サイト上にも大きく描かれているそのキャラクターは日本でおなじみの「くまモン」だ。ただし色は違う。黒ではなく茶色だ。

 日本人にしてみれば「またか」と思う事案かもしれないが、中国ネット上に集まるコメントはいつもと様相が少し異なり、「恥ずかしい」といった内容が大半を占めている。中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でエンタメニュースを紹介するアカウント、新浪娯楽が投稿した記事に対するコメントで一番いいねを集めたコメントは「これは完全にパクリだな・・・メンツ丸つぶれだ」だ。

 なお同番組のウェイボー公式アカウントは“炎上中”だ。投稿された記事へのコメントには「これは日本の熊本県の熊では?いつからあなたたちの好運熊になったの?」との同じコメントが様々なアカウントから何度も書き込まれている。

 くまモンが中国でも有名で人気のキャラクターであったことが、今回の騒動の一端を担ったのは明白だが、それ以上に「恥ずかしい」とのコメントが続いたことは、中国での「パクリ」に対する認識に変化が表れていることを示しているようにみえる。今後同番組がどういう方向に進むのか、事態の進展も気になるところだ。(編集担当:大平祥雲)(写真は「好運賺賺賺」公式サイトの様子。27日付の画面キャプチャ。)