なでしこ新監督は初の女性指揮官、高倉麻子氏が就任…年代別代表で実績

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 日本サッカー協会(JFA)が27日に記者会見を開き、なでしこジャパン(日本女子代表)の新監督にU−20日本女子代表監督の高倉麻子氏が就任すると発表した。なでしこジャパンの監督を女性指導者が務めるのは史上初となる。

 高倉氏は1968年生まれの48歳。選手時代は読売日本サッカークラブ・ベレーザ(現・日テレ・ベレーザ)や松下パナソニック・バンビーナ(現・スペランツァFC大阪高槻)でプレーした。2000年にはアメリカのシリコンバレー・レッドデビルズに移籍し、松下バンビーナが改称したスペランツァF.C.高槻(現・大阪高槻)に復帰後、2004シーズン限りで現役を引退。Lリーグ(現・なでしこリーグ)では最優秀選手賞(MVP)を2回受賞し、ベストイレブンには7回選出されている。日本代表としても長きにわたって活躍し、1983年の初選出以降、国際Aマッチ通算79試合出場29ゴールを記録。1996年のアトランタ・オリンピックにも出場した。

 現役引退後は指導者に転身し、2007年以降はJFAナショナルコーチングスタッフとして活動。2009年にU−16代表コーチに就任すると、2013年には同代表監督となった。以降は同代表の指揮を継続。年代が持ち上がる形で、現在はU−20代表監督の座にある。

 高倉氏は2014年10月のAFC(アジアサッカー連盟)U−16女子選手権を制し、翌2014年のFIFA U−17女子ワールドカップではU−17代表を率いて大会初制覇を果たした。2012年と2013年には、AFC アジア年間最優秀コーチ(女子の部)を受賞するなど、実績を残している。

 なでしこジャパンは、2008年から今年3月まで佐々木則夫氏が指揮。同氏は2008年の北京オリンピックで史上初のベスト4入りに導き、2011年の女子ワールドカップ・ドイツ大会では初優勝を果たした。同年にはFIFAバロンドール女子最優秀監督賞とAFC最優秀監督賞を受賞。2012年のロンドン・オリンピックでは銀メダルを獲得し、2015年夏に行われた女子ワールドカップ・カナダ大会では連覇を果たせなかったものの、準優勝を果たした。

 だが、2月29日から3月9日にかけて行われたリオデジャネイロ・オリンピックアジア最終予選では2勝1分け2敗の3位に終わり、4大会ぶりにオリンピック出場権獲得に失敗。3月10日付での退任が発表されていた。