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『プリパラ』は、タカラトミーアーツとシンソフィアが共同開発したアーケードゲームと、それを原作としたTVアニメ。2014年7月の放送以来、女子小学生を中心に人気を集め、2016年4月からは3rdシーズンがスタートしている。『プリティーリズム』シリーズから受け継がれた『プリパラ』の企画経緯と、新展開が気になる3rdシーズンについて、タカラトミーアーツの大庭晋一郎氏にお話を伺った。前中後の3回にわたってお届けする。

前編、中編はこちら

○3rdシーズンはハラハラドキドキを

――2016年4月からとうとう3rdシーズンがはじまりますね。3年目の『プリパラ』はどうなっていくのでしょうか。

大庭 3年目を迎えるにあたって、大きく変えていかないといけない、という考えが根底にありました。アンケートを採った時に、4〜6歳の子たちのプレイ人口が増えていました。この子たちに思い入れを持ってもらうためにはどうしたらいいのかと。らぁらがどんどん成長していってしまうと、子どもたちとの乖離が出てしまう。女の子の三大好きなことといえば、オシャレ、歌って踊る、そしておままごとなんですね。なのでらぁらが、新キャラクターのジュルルという赤ちゃんを育てるというままごと要素を加えました。

あと、『プリパラ』はウキウキワクワクはしますが、ハラハラドキドキが足りないかなと考え、新シリーズ「神アイドルシリーズ」から女神・ジュリィというキャラクターが登場します。アニメにも登場するキャラクターなのですが、ゲームに関していうと、ライブステージ終了後、プリチケ印刷直前の画面でラッキーを味方につけた人だけ、ジュリィが降臨して、「神チャレンジライブ」が発動します。「サイリウムタクト」をスタンドマイクに見立てて、封印されたコーデを解放するライブを行います。頑張っている子は運命も味方にできるんだよ、ということですね。

――らぁらたちの目標はずっと「神アイドル」になることでした。とうとう神アイドルを目指していくんですね。

大庭 はい、今まで漠然としていた「神アイドル」の片鱗が見え始める。それはアニメでもゲームでもみんな興味はあることかなと思います。

――新アイドルユニット・トライアングルの3人についてお聞かせください。

大庭 トライアングルはソラミスマイルの新しいライバルユニットとして登場させました。ドレッシングパフェはもう、ライバルでありながらも頼れる仲間ですからね。ラブリーなかのん、ポップなぴのん、クールなじゅのんと、それぞれらぁら、みれぃ、そふぃと対峙するようなキャラクター性にしてあります。

――じゅのん、かのん、ぴのんは「ワン・ツー・スリー! でかしこまっ!」というキャッチコピーで1月から毎月一人ずつ発表をしていきましたね。

大庭 キャラクターとしては最初から3人ともできていました。クリスマスライブのときに3rdシーズンの発表をして、2月にライブミュージカル、3月に映画『プリパラ み〜んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』の公開があるので、その節目で話題を提供して、期待を高めていければなと思い順番に発表していきました。

○小学生のらぁらが年上の子を引っ張っていくのが『プリパラ』

――これまでは、マイキャラ一人につき全35種のマイマネージャーが一人付いているというシステムで、同じマイマネージャーでないとコーデの貸し借りはできませんでした。3rdシーズンではこのシステムは廃止されるんですよね。

大庭 アンケートを見ると、一人でマイキャラを何人も作っている子や、姉妹でやっている子もいました。その子たちが貸し借りできるようにしてあげたほうがいいかと思い、マイマネージャー縛りをなくしました。マネージャー同士が同盟を組んでいる感じでしょうか? あと、お母さんに理解しやすいシステムにしたほうがいいよねと。ただ、マイマネージャーがいなくなるわけではないです。チームを組んだアイドルとマイマネージャーが同じならボーナス点が入ります。

――『プリパラ』初期の筐体では、『プリティーリズム』シリーズのプリズムストーンがスキャンできましたが、あの機能は復活しないんですか?

大庭 残念ですが……。プリズムストーンには特別なステルスコードというものが搭載されており、それを専用カメラで読み取っていました。プリパラではそのコードを画像認識で読み取っていたのですが時間が経つとストーンに傷が付いて読み込めなかったりもするので、プレーをする上でご迷惑をおかけしてしまいます。ただ、『プリティーリズム』時代のコーデがまったく使えないわけではなく、ニンテンドー3DSソフト『プリパラ&プリティーリズム プリパラでつかえるおしゃれアイテム1450!』でコーデを集めて、筐体でスキャンすればちゃんと使えます。らぁらや『レインボーライブ』の人気(?)キャラクター・ヒロ様でも遊べるのでおすすめですよ(笑)。

――最後に、1stシーズンから2ndシーズンになるときは1年時間が進みましたが、3rdシーズンでは年齢が変わらないのは、やはりらぁらが中学生になってしまうから?

大庭 小さい子にとって、小学生と中学生の差は大きいですよね。その成長の部分がキャラクター性に影響を与えてしまうと各キャラクターの個性や魅力をスポイルするのではないかと思いました。まあ、もともと年を取らせる必要はあったのかなって話にもなりましたが(笑)。議論を重ねに重ねた結果、やはり小学生のらぁらが「かしこまっ!」と言いながら、年上の子を引っ張っていくのが『プリパラ』なんです。

(C) T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PRD製作委員会
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(C) T-ARTS / syn Sophia / 映画プリパラ製作委員会

(加藤大樹)