マンガやアニメ作品の舞台として用いられた場所を作品のファンたちが訪れることを「聖地巡礼」と呼ぶことがある。日本のアニメが大好きな中国の若者にとって、日本旅行は絶好の「聖地巡礼」のチャンスでもあるのだ。中国メディア・今日頭条は25日、そんな「聖地巡礼」の旅について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)yoshiyayo/123RF)

写真拡大

 マンガやアニメ作品の舞台として用いられた場所を作品のファンたちが訪れることを「聖地巡礼」と呼ぶことがある。日本のアニメが大好きな中国の若者にとって、日本旅行は絶好の「聖地巡礼」のチャンスでもあるのだ。中国メディア・今日頭条は25日、そんな「聖地巡礼」の旅について紹介する記事を掲載した。

 記事には「青春が始まった場所 日本アニメの聖地巡礼 物語と現実を行き来する旅路」というなかなかロマンティックなタイトルが付されている。そして冒頭、「聖地巡礼」はアニメファンにとっては心の赴くところであることは間違いない、それは作品に対する愛であり、あるシーンや舞台の場所に深い記憶であり、そこには言葉にすることが難しい思いすらあると説明している。

 そのうえで、「スラムダンク」に登場する神奈川県の江ノ島電鉄・鎌倉高校前駅付近の踏切や、鎌倉高校の体育館、湘南海岸の風景を紹介。「どれも馴染みの光景であり、その画面が眼前に広がるとあたかも以前自分がそこを訪れたことがあるように思える」と解説した。

 また、上野公園内にある東京国立博物館も、アニメ「時をかける少女」に登場するすることから「良く知っている場所かもしれない」と紹介。東京にはこのほか、秋葉原や池袋、東京タワー、新宿御苑など、多くのアニメで風景や舞台として利用されている「聖地」がたくさん存在するとした。

 記事はこのほか、「マンガ王国」と称される鳥取県や、手塚治虫氏が幼少から青年期まで過ごした京都府宝塚市、「銀魂」で主人公が持つ木刀に書かれていることで知られる洞爺湖などについても併せて紹介している。

 「聖地巡礼」が成り立つのは、マンガやアニメにおける現地の景色の描写が実に忠実であり、記事が言うとおり「前にここに来た気がする」錯覚を抱かせるからこそだと言えるだろう。そして、「聖地」がもはや日本国内のものだけではなく世界中のものとなっているのである。鎌倉高校前の風景については、中国や台湾からの観光客による高校の敷地内への無断立ち入りや踏切周辺での無理な撮影などといったトラブルもクローズアップされたことがある。万感の思いで「聖地」を訪れ、自らの少年時代を回想するのは美しき行為ではあるが、そのために現地の秩序を乱すようなことがあってはいけない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)yoshiyayo/123RF)