Nokiaが近年成長しつつあるデジタルヘルス市場に参入するべく、スマート体重計「Withings WS-50」やスマートウォッチ「Withings Activite」などのフィットネス製品を開発しているWithingsを買収すると発表しています。買収額は1億7000万ユーロ(約213億円)で、2016年第3四半期中の買収完了を目指しているとのことです。

Nokia plans to acquire Withings to accelerate entry into Digital Health | Nokia

http://company.nokia.com/en/news/press-releases/2016/04/26/nokia-plans-to-acquire-withings-to-accelerate-entry-into-digital-health

Withings joins Nokia

http://www.withings.com/uk/en/withings-nokia

Nokiaは2014年に携帯電話事業をMicrosoftに売却後、「電化製品メーカーとしての地位を復活させる」という長期的な目標達成に取り組んできたとのこと。Nokiaの社長兼CEOであるRajeev Suri氏は、デジタルヘルス市場に長らく戦略的な関心を示しており、Withingsを「健康関連のデジタル製品とサービスを提供し、世界中の人々の健康と生産的な生活を支えている、ヘルスケア産業の先駆者かつリーダー」と評価しています。

Withingsは、スマートフォンと連携して毎日の活動を自動的に記録する活動計「Withings Activite」や、スマート体重計「Withings WS-50」、体温計、血圧計、家庭用ネットカメラなどの健康関連製品を開発しており、本社をフランスに構えるほか、アメリカ、香港などの支社に合計約200人の従業員を抱えています。Suri氏は、「今回の買収によって、NokiaのIoT分野での地位を強固にできる」とコメントしています。



by Pierre Metivier

Nokiaの先端科学技術や知的財産などを取り扱う部門Nokia Technologiesの代表であるRamzi Haidamus氏は、「WithingsとNokiaはデジタルヘルス産業の将来的展望を共有しています。Withingsの製品は、スマートかつデザイン性に優れていて、既に多くの人々の健康的な生活を支えています。Nokiaの革新とWithingsの製品を組み合わせることで、デジタルヘルス界の次なる波を牽引する存在になるでしょう」と語ります。

Withings側では、Cedric Hutching CEOが、「Withingsの創業以来、私たちは人々の生活を記録して健康状態を改善することに情熱を注いできました。Nokiaの一員となって、私たちの健康に対する姿勢を世界中のより多くの人々に提供できることを楽しみにしています」と語っています。「また、買収は大きなニュースですが、Withingsはユーザーの満足度を一番に考えています」とも。

Nokiaが発表している買収額は1億7000万ユーロ(約213億円)で、2016年第3四半期までに買収手続きを完了する見通しとしています。