婿を投げ飛ばす、重すぎる引き出物…結婚式のご当地ルール10選

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結婚式に参列するときは、失礼のないように結婚式のマナーを守るのは当然のことですよね。

あなたが嫁ぐ先にはどんなご当地ルールが?

しかし、マナーマニュアルに載っていない「ご当地ルール」が存在するとしたら……。
いまも日本のどこかで普通に行なわれている、不思議で珍しい「結婚式のご当地ルール」を紹介します。

結婚式にも地方独自の風習があります。
ところ変わればあまり知られていない、おかしな結婚式をご紹介します。

●その1:婿を投げ飛ばす(新潟県松之山町)

新潟の松之山町では、結婚した地区のお婿さんを雪の中に投げ飛ばしたあげく、参加者たちがお互いの顔に墨を塗り合うそうです。
「奇習、婿投げ饅頭」という松之山温泉のお土産には、かなりの高さから勢い良く投げ飛ばされているお婿さんの写真がパッケージになっているそうです。

●その2:鯛のかまぼこ(富山県)

富山県内には現在でも50件以上のかまぼこ店があります。そして、結婚式の引き出物に欠かせないのが、鯛の形をした細工かまぼこ。
50cmはある大きなかまぼこは、まさにおめでタイ!
引き出物用の鯛のかまぼこは、大きいうえに殺人的な重さで、筆者も富山に嫁いだ友人の結婚式に参列したときには指がちぎれるかと思いました(笑)。
「かまぼこナメんなよ!」が、富山の結婚式での合言葉なのだそうです。

●その3:披露宴は会費制(北海道から東北地方)

結婚式の披露宴に参加するときにつきものなのが「御祝儀」。これがけっこうな出費になるんですよね。しかし、北海道、東北の地域ではこの御祝儀がありません。
明治時代、開拓民が「貧しくても、大勢で新郎新婦をお祝いしてあげたい」という考えから始まったと言われており、現在も根強い風習なのだそうです。
会費も、友人も年配の親戚も、みな同額というところも驚きです。
「このひとの御祝儀、少なっ!」という結婚式あるあるがなくなるのは、お互いに良いことかも。

●その4:万歳三唱(鹿児島県)

鹿児島県では、披露宴の最後に会場のみんなで万歳三唱を行うそうです。
めでたい感じがして良いですが、見慣れない県外のひとからしたら、なんだか選挙に当選したみたいですね。

●その5:皿鉢料理(高知県)

高知県の冠婚葬祭に欠かせないのが、大皿にさまざまな料理を盛り付けた皿鉢料理(さわちりょうり)と呼ばれる郷土料理です。
大皿には鯵の姿鮨、四万十の鮎といった刺身から、巻きもの、おいなりさん、はては羊かん、果物までなんでもあり。
乾杯のあとは返杯が止まらず、延々と酒の酌み交わし合戦になり、披露宴というより「大酒飲み大会」のようになるそうです。

●その6:大量の招待客(沖縄県)

沖縄県の結婚式の招待客というと、300人ぐらいなら平均的で、500人になってやっと「盛大だなぁ」となるそうです。
余興もとにかく派手で、特製ステージが設けられることも普通なのだとか。最後にはこの大量の招待客全員で踊るのがお約束。

●その7:お水を飲む(福井県、北陸地方)

結婚式の日、新婦は新郎の家の玄関で、お米の入った一升枡のお水を盃で飲むという「一生水」という儀式をするそうです。
一升と一生をかけたもので、福井県に限らず、北陸地方に伝わる昔からの風習だそうです。

●その8:餅を投げる(愛知県、岐阜県、静岡県)

お祝いのお餅を高いところからばらまき、参列者みんなで楽しくキャッチするそうです。ブーケトスならぬ、餅トス!
いっぱいゲットできたら幸せになれそうなので、本気で争奪戦が始まってしまいそうですね。

●その9:紅白のお餅入り雑煮(石川県・福井県)

石川県、福井県の披露宴ではお餅入り雑煮が出るのだそうです。赤いお餅は新郎、白いお餅は新婦を表し、「新郎の色に染まります」という意味があります。
振舞われる料理にも、ちゃんと意味があるなんて、奥が深いですね。

●その10:お迎えにあがります(香川県西讃地方)

当日結婚式場に行く前に、新婦が婚家に立ち寄って仏壇にお参りしたり、仲人や新郎が新婦を迎えに行ったりする風習があります。
嫁入りした家の近所へのあいさつを兼ね、「おいり」というカラフルな餅菓子を贈るそうです。新郎が羽織袴で、白無垢姿の新婦を家まで迎えに来るので、近所の人たちはみんな総出で、てんやわんやの大騒ぎになります。
古きよき風習、という感じでうらやましいですね。

筆者の義姉は高知県出身です。
結婚式でお酒を浴びるほど飲むために若いころから特訓したそうですが、嫁いで来た我が県にはそんな風習はなく、心底落ち込んでいたとか。
同じ結婚式でも、ところ変わればこんなにも風習が違うのですね。
あなたが嫁ぐ先には、どのような珍風習があるのでしょうか……。ドキドキ。

Written by Gow! Magazine編集部
Photo by Jon_Huang