中国メディア・界面は25日、「島国(=日本)の想像力はなんと医師の求人にも用いられていた」として、専門知識や技術とは別に「超ミニ寿司」などを作らせて手先の器用さを判断する試みが日本のある病院で行われたと報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・界面は25日、「島国(=日本)の想像力はなんと医師の求人にも用いられていた」として、専門知識や技術とは別に「超ミニ寿司」などを作らせて手先の器用さを判断する試みが日本のある病院で行われたと報じた。

 記事は、「医学生が外科医師になれる資質を持っているかを試すため、ある日本の病院が広告会社と協力して、新鮮奇抜なテスト項目を定めた」としたうえで、岡山県の倉敷中央病院の試みを紹介。確固たる技術や豊富な専門知識を必要とする以外に、この病院を志す医学生たちは手先の器用さを測るテストを受ける必要があることを伝えた。

 そして、わずか5ミリ四方の折り紙を使った折り鶴作成、体長3.5センチメートルの昆虫の組み立て、約5ミリほどの米粒1つと具材による握り寿司づくりをそれぞれ15分の時間内にどれだけ多く作れるかのテストが行われるとした。

 そのうえで、このようなユニークなテストを導入した背景として、広告会社が「伝統的な教育機関は理論や知識を重視し、オペレーション能力を軽視してきた」と説明したこと、病院の人事関係者が「優秀な外科医には外からの干渉を一切受け付けない無類の集中力が求められる。そして安定性のある手さばきで手術設備を用いる必要がある。このあたりの潜在力を見るのが目的」と語ったことを紹介した。

 そして最後に「もちろん、医師になるには折り鶴や寿司の制作だけが求められるわけではない」として、筆記試験も一緒に課されることを併せて伝えている。

 以前、日本でマージャン大会を面接試験に用いて、マージャンを打つ時の就職希望者の態度やコミュニケーションスキルを観察する試みが行われたことについて、中国メディアが驚きをもって伝えたことを取り上げた。単に知識面を見る筆記試験や、その人の「素」を見出すことが難しい従来の面接試験を一新して、その人の特徴や適性をより詳細に観察するためのユニークな試験を導入する動きが日本国内で広まっているようだ。

 ユニークな試験というのはあくまで、これまで行われて来なかった斬新なものという意味であり、その目的や期待される効果がハッキリしているべきだ。中国でも何かユニークなものをやろうと試みるケースは多々あるが、それは往々にして話題性狙いだ。目的を達するために選んだ手段が結果的にユニークと評されることはいいが、ユニークさ自体を目的化してしまっては「目立ちたいだけ」、「資源の無駄遣い」との誹りを受けることになるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)