写真提供:マイナビニュース

写真拡大

米コーニングは4月21日(現地時間)、フォードと共同で実施した自動車フロントガラス用薄型軽量ガラスの耐衝撃性に関する共同研究論文の結果を発表した。

フォードとの共同研究では、3層構造フロントガラス(車内側にCorning Gorilla Glass for Automotive、中間に樹脂性接着層、そして車外側にソーダライムガラス)の耐衝撃性と性能を実証しており、この構造のフロントガラスと、従来のソーダライムガラスによるフロントガラスとの比較を行った。

この共同研究は、フロントガラスの積層構造に従来のガラスを用いた場合とGorilla Glassを用いた場合について、それぞれの飛び石に対する耐衝撃性を評価したもので、両タイプのガラスに衝撃試験を行い、車内側ガラスの亀裂発生頻度を記録した。

コーニングのリライアビリティサイエンス部門マネージャーのトーマス・クリアリー氏は「試験状況下において、従来のガラスを用いた積層構造の場合、通常のガラス厚5.0mmから4.0mmに薄型化すると50%以上の確率で車内側ガラスの破損が発生した。対照的に、Gorilla Glassを用いた場合、40%薄型化して3.0mmにした場合でも、車内側ガラスの破損は発生しなかった」と述べている。

なお、同論文は米ミシガン州デトロイトで開催されたSAE World Congress & Exhibitionにて発表された。また、両社は、フォードGTが軽量Gorilla Glassをフロントガラスに用いた初の量産車であると2015年末に発表している。

(岩井 健太)