25日、近ごろネット上に数年前に韓国で頻発した「殺人加湿器」事件に関する書き込みが増えている。事件の真相は何だったのか。資料写真。

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2016年4月25日、新華網によると、近ごろネット上に数年前に韓国で頻発した「殺人加湿器」事件に関する書き込みが増えている。事件の真相は何だったのか。

2011年に事件が明るみに出てから5年。妊婦や幼い子どもに多数の被害者を出した。死因は急性肺病とされ、韓国社会にパニックを引き起こした。当初感染症の疑いもあったが、調査の結果、原因は加湿器用の殺菌剤にあることが明らかになった。

患者を調べたところ、いずれも数年内に年平均4カ月前後加湿器を使用していた。加湿器に注水するたびに殺菌剤を入れており、毎月1本の薬剤を吸入したことによる症状だった。被害者は極めて多数に上ったが、慢性的な症状を引き起こしたことから、その後も犠牲者は増え、政府の正式な統計では現時点で死者239人とされている。

事件が明るみに出る前から、殺菌剤に対する疑いの声は出ていたが、政府の対応と原因究明が遅れたことによって被害が拡大。メーカーや販売した企業が謝罪や賠償を行うなどの対応を取っているが、政府の対応の遅さに対する不満は現在も高まり続けている。

事件後、加湿器の販売は激減し、加湿器用殺菌剤が市場から姿を消すなど、事件によって一つの産業が壊滅的な打撃を受ける結果も生じた。(翻訳・編集/岡田)