イタリア人に学ぶ、みんなを笑顔にするプチ習慣

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イタリア人、とくに南イタリアのひとは心の距離を縮めるのが得意。おしゃべりが好きだし、すぐカッフェをおごりたがるし、ひとたび友達になれば挨拶はいつも両ほほにキスとハグ。それにもうひとつ、さりげない「呼びかけ」にも秘訣があります。
呼びかけられるだけで、笑顔
相手の名前の代わりに「bello/bella(ハンサムくん・美人さん)」「caro/cara(大切なあなた)」といった言葉をよく使うのです。街角で顔を合わせば「チャーオ、ベッラ! コメスタイ? (やあ、美人ちゃん。調子どう? )」というふうに。これはもう、男性同士でもおじいちゃんでも全イタリア人がいつもやっていることで、映画などでもよく出てきます。もちろん名前でも呼び合いますが、それと同じくらいこうした表現が使われます。

「今日もキマってるね」「会えてうれしい」「いつもありがとう」といった親愛の気持ちをこの一語に込めて手渡す。それを受け取ったら誰でも笑顔になりますね。とっても粋な習慣です。でも実はこれ、ばったり会ったひとの名前を思い出せないときにもよそよそしくならずに済む、とっても便利な手でもあります。
さすが情熱的、創造的なイタリア人
もっと親しい関係の友人や親戚、親から子、ペットに向けてはさらに熱を帯びた言葉が飛び交います。「gioia(私の喜び)」「tesoro(宝物)」「amorino/amorina(アモーレちゃん)」「zuccherino/zuccherina(お砂糖ちゃん)」「gioiellina della casa(わが家の宝石ちゃん)」あたりは定番中の定番。世界一独創性のあるイタリア人は、自由にオリジナル表現を生み出すのでバリエーションは無限ともいえます。
顔を見れば「ベッラ! 」、目が合っても「テソーロ・ミオ」、呼吸をするように「ジョイア・ミア」......。大切な相手には常にその気持ちを伝えることを忘れない。どんどん口に出す。習慣とはいえ言葉の力というのは大きくて、「君は宝物だ」と言われれば自分でもそうだと感じるし、言った側も宝物を持っている自分を幸せに思うもの。イタリア人に感じるあたたかさはこんなところからもきているようです。

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