25日、日中の書画交流イベント「第24回全日中展東京国際美術大展」が開幕した。写真はイベントに参加した中国の有名彫刻家・時鵬成さんと蓮の花を題材にした時さんの代表作品。

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2016年4月25日、日中の書画交流イベント「第24回全日中展東京国際美術大展」が開幕し、オープニングセレモニーに同イベントの最高顧問である村山富市元首相と海江田万里元民主党代表などが出席した。

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主催者の宇俊之代表の紹介によると、中国から200人の芸術家が参加し、350点の作品が出展される。中でも、江蘇省の非物質文化遺産(日本の無形文化財に相当)の継承者に認定された彫刻家・時鵬成さん(43)の参加に注目が集まっている。

時鵬成さんは揚州で生まれ、幼少時代に父親の影響で芸術に興味を持つようになった。その後、北京機械工業学院デザイン科で学び、現在に至るまで芸術活動を続けている。

時さんは大学卒業後、国営企業に就職したが、芸術活動に集中するため退職。故郷に戻り、弟など家族の援助を受け、8年間にわたり彫刻の芸術活動を行う。この期間は収入がなかったが、偶然知られるようになり、コレクターがこぞって作品を高額で買うようになった。現在では中国を代表する近代芸術家として有名になっている。

時さんは今回、展示会に作品10点を携えて参加し、代表作である蓮の花を題材にした彫刻作品も展示される。この彫刻作品は思い入れが深く、繊細な作品が荷物として運ばれ破損することを恐れたため、機内に持ちこみ始終抱えていたという。同展は東京都美術館(上野)で29日まで開催される。(取材/内山)