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NTTデータとリモート・センシング技術センター(RESTEC)は4月26日、2014年2月に開始した3D地図提供サービス「AW3D全世界デジタル3D地図」について、2016年3月末に全世界の3D地図データの整備が完了したと発表した。

同サービスでは2006年1月に打ち上げられた陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」が取得した約300万枚の画像を用いて作成した解像度5mの3D地図を提供。今回、2014年2月より進めてきた地図整備が完了し、全世界の3D地図を提供可能となった。これにより、国境をまたぐような災害や交通インフラ整備の解析精度の向上につながるほか、自然環境調査・温暖化対策などへ活用の幅が広がると考えられている。

3D地図はNASAが30m、90mの解像度を提供しているが、5m解像度での3D地図提供はこの一歩先を行くもの。インフラ整備や災害対策など、世界60カ国で利用されており、航空写真を使用した場合に比べてコストを4分の1に押さえることができるという。

また、全世界エリアへの対応に合わせて、より高精細な地図データが必要とされる都市エリアでは、これまで提供してきた2m解像度版に加えて、さらに解像度を高めた50cm解像度版と、建物を正確に表現した建物3D地図の提供も開始する。なお、「だいち」は2011年5月に運用を終了しており、50cm解像度版と建物3D地図の作成には米国のWorldView衛星などを使用している。

価格は5m解像度の標準版が200円/km2、0.5〜2m解像度の高精細版が5000円/km2、建物3D地図が1万5000円/km2。

今後については、地理空間情報の利用拡大に取り組んでいくほか、各国の衛星を利用して3D地図のアップデートを行っていく。

(神山翔)