われわれが普段当たり前のように利用している宅配便サービス。中国でも物流網やECの発展に伴い急成長を遂げている。しかし、荷物を運ぶ配達員の仕事環境は日本と中国では大きな差があるようだ。中国メディア・捜狐が20日に日本の配達員について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 われわれが普段当たり前のように利用している宅配便サービス。中国でも物流網やECの発展に伴い急成長を遂げている。しかし、荷物を運ぶ配達員の仕事環境は日本と中国では大きな差があるようだ。中国メディア・捜狐が20日に日本の配達員について紹介する記事を掲載した。

 記事は、ここ数日中国のネット上で「宅配便の配達員が、バックしてきた自動車に当たって傷をつけたことで、自動車の運転手が配達員の顔を複数回叩いたうえ、賠償金まで請求した」といった内容の動画が拡散し、再三謝罪する配達員に対して罵声と攻撃を浴びせ続けた運転手への非難が集中したと紹介。

 そのうえで、「日本の配達員や清掃員たちはわが国では全く異なる生活をしている。十分に尊重され、周囲からの冷たい視線を浴びることはなく、気まぐれなイジメに遭うこともない」として、日本の配達員の様子について紹介した。日本で宅配便の集配を見たり実際に立ち会ったりするたびに「冷たい視線を浴びせ合ったりすることはない」と説明。「多くの人はこれが日本の虚偽文化だと言うが、自分に言わせれば、各個人が持っているべき基本的な素養だ」と論じた。

 また、消費者と配達員との「和気あいあい」以外にも、「われわれが学ぶべきこと」として宅配便会社の営業ルールを挙げた。中でも「不在連絡票」について取り上げ、その利便性について実際の例を示して説明。「不在連絡票」に従って午後7-9時に再配達を依頼したところ、9時に大汗をかいた配達員が荷物を持ってやって来たうえ、渋滞していたために送れた旨を詫びるべくしきりに頭を下げていたと伝えた。

 ネットショッピングの普及もあって、従来以上に利用する機会が増えている宅配便。荷物を受け取る回数が増えれば配達員と顔なじみになり、「今日は暑いですね」といった他愛のない会話を交わすようにもなるほどだ。配達員の制服が汗でびっしょりになっていたり、汗のにおいを感じたりすることも少なくない。その汗はまさに彼らの仕事に対する「誠実さ」を示すものと言えるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)