23日、東南アジアのブルネイ、カンボジア、ラオスを歴訪した中国の王毅外相は同日、ラオスでの会見で、「南シナ海問題に関して3カ国と意見が一致した」と述べた。写真は東南アジア諸国。

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2016年4月23日、東南アジアのブルネイ、カンボジア、ラオスを歴訪した中国の王毅(ワン・イー)外相は同日、ラオスでの会見で、「南シナ海問題に関して3カ国と意見が一致した」と述べた。

中国が南シナ海で人工島を建設していることに日米は批判しているが、中国は「当事国同士が話し合うべき」とし、南シナ海に属さない国の介入は望ましくない姿勢を示してきた。こうした中国側の立場を今回の歴訪で改めて説明し、3カ国から支持を得ることができ「南シナ海問題は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)全体の問題ではない。当事国同士が解決すべき問題」との意見で一致した。

3カ国の姿勢に関して英ロイター通信は、「南シナ海問題はASEAN諸国にとって最も敏感な問題で、加盟国同士で支持する必要がある一方で、中国との経済関係も維持する必要がある」とASEAN諸国の複雑な状況を指摘。さらに韓国・聯合ニュースは、「中国は南シナ海問題において新たな盟友を手に入れた。今回の歴訪で3カ国と意見を一致させたことは、中国に強く対抗しているフィリピンやベトナムをけん制し、南シナ海問題に介入している日米のさらなる干渉を阻止する狙いがある」と報じている。(翻訳・編集/内山)