熊本、大分の両県で規模の大きな地震が相次いで発生し、多くの死傷者が出たことについて、中国メディアの今日頭条は、熊本地震と同等の規模の地震が中国で発生したら、日本とは比較にならないほど多くの死傷者が出たはずだと指摘、日本でそうした事態に至らなかったのは建築規準の高さにあると称賛している。(イメージ写真提供:123RF)

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 熊本、大分の両県で規模の大きな地震が相次いで発生し、多くの死傷者が出たことについて、中国メディアの今日頭条は、熊本地震と同等の規模の地震が中国で発生したら、日本とは比較にならないほど多くの死傷者が出たはずだと指摘、日本でそうした事態に至らなかったのは建築規準の高さにあると称賛している。

 記事は熊本地震の規模や人口密度を考えると、より多くの人の命が奪われる事態が生じたとしても不思議ではなかったと指摘。そのような事態に至らなかったのは、まさに日本だけで生じうる奇跡であり、日本で「建築基準法」と「建築基準法施行令」が厳格に施行されていることが奏功したと主張した。

 さらに、地震学者の言葉を引用、それは「地震が人を殺すのでなく、建物が人を殺す」という言葉だ。確かにもし人が津波の心配のない内陸部にいて、そこに建物が1つも存在しないなら、地面が大きく揺れても山崩れなどがない限りは人の命を奪うには至らないだろう。

 日本の建築基準法の場合、新築する建物は100年に1度の地震に対して倒壊しない耐震強度が必要であり、数十年に1度の地震に対しては損傷しない耐震強度が必要であると記事は説明している。

 もちろん1人の命の重さは100人の命の重さより軽いということではない。今回の熊本地震で亡くなられた方たちの遺族はつらい思いでいっぱいだろう。このようなつらい思いをする人をできるだけ少なくすることが地震災害の多い日本の悲願であり、建築基準法を厳格に施行していくことには非常に大きな価値があるといえる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)