国産初のステルス実証機「X2」が22日、名古屋空港を飛び立ち、航空自衛隊岐阜基地までの初飛行に成功した。X2の開発は当初より中国で大きな注目を集めていたため、今回の初飛行の成功は中国でも改めて大きく報じられた。(イメージ写真提供:123RF)

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 国産初のステルス実証機「X2」が22日、名古屋空港を飛び立ち、航空自衛隊岐阜基地までの初飛行に成功した。X2の開発は当初より中国で大きな注目を集めていたため、今回の初飛行の成功は中国でも改めて大きく報じられた。

 中国メディアの新京報はこのほど、X2の開発は「日本が国産兵器の開発を加速させ、国産のステルス戦闘機を開発するうえでの決心を示すもの」と主張する記事を掲載した。

 X2は先進技術実証用の実験機であり、戦闘機ではないが、記事はX2について「世界の主流のステルス戦闘機に比べて機体は小さいが、ステルス性能は高い」などと紹介、他国のステルス戦闘機と比較するなど、あくまでもステルス戦闘機に準じた扱いで伝えている。

 さらに、中国国防大学の教授の見解として「X2は実験機である以上、搭載されている技術は成熟したものではない」と指摘しつつ、今後は2年間ほど飛行試験を実施したうえで実用化の有無を判断することになると主張。一方で、戦闘機の開発においてはステルス性能と兵器搭載を同時に実現する必要が有ることから、X2の機体デザインを「そのまま戦闘機に流用することは難しい」と論じた。

 一方で、X2の初飛行が成功した意義について、「第5世代戦闘機の開発プラットフォームが完成したことになる」とし、日本はそれによって国産兵器開発に向けた意思を強固にすることになるだろうと考察。また、日本は今後、戦闘機開発の共同プロジェクトにも積極的に参加できるようになるはずだと伝え、X2の開発によって得た技術が日本にとっての駆け引きの道具になると主張。X2はあくまでもステルス実証機であるとしながらも、初飛行の成功は日本の戦闘機開発において「大きな一歩」であるとの見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)