【男女のちがい】新入社員に求めるのは「愛想」と「仕事」どっち?

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みなさんは新入社員に対して、どんなことを一番に求めますか? 素直さや笑顔、マナーや愛想の良さなど、いろいろな要素がありますよね。今回、社会人男女のみなさんにアンケートを採ってみたら、男性と女性で大きなちがいが明らかになりました。早速見ていきましょう。

Q.女性に質問! 愛想がいいけど仕事ができない男性新入社員と、愛想が悪いけど仕事ができる男性新入社員だったら、どちらがいい?

愛想がいい仕事ができない新入社員……37.8%
愛想が悪い仕事ができる新入社員……62.2%

Q.男性に質問! 愛想がいいけど仕事ができない女性新入社員と、愛想が悪いけど仕事ができる女性新入社員だったら、どちらがいい?

愛想がいい仕事ができない新入社員……69.0%
愛想が悪い仕事ができる新入社員……31.0%

女性が「愛想が悪い仕事ができる新入社員」を支持したのに対して、男性は真逆の「愛想がいい仕事できない新入社員」を支持しました。このちがいはどこから来るのか、それぞれを選んだ理由について聞いてみましょう。

<女性の意見>

■愛想がなければ円滑に仕事が進まないから

・「仕事は経験を積めばなんとかなる可能性があるが、愛想は治らない気がするから」(33歳女性/その他/事務系専門職)
・「愛想が良ければ時間を割いてでも教えたくなるが、愛想が悪いと褒めたくもないから」(27歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「どんなに仕事ができても、コミュニケーションがうまく取れない人とは仕事が円滑に進まないから」(32歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

「愛想がいい仕事ができない新入社員」を選んだ女性からは「愛想が良ければ仕事が円滑に進む」という意見がありました。愛想が悪い後輩には、仕事を教えるのもイヤになってしまいますよね。仕事はこれから教えることができますが、愛想を良くすることは難しそうです。

■愛想が良くても業績は上がらないから

・「会社なので愛想の良しあしは関係ない。仕事ができるか否かだけ」(31歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「仕事ができないとどんなにフォローしてもイライラしてしまうと思うので」(28歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「仕事さえできれば文句がない。愛想が良くても業績は上がらないから」(28歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

「愛想が悪い仕事ができる新入社員」と回答した女性で多かったのは「仕事に愛想の良しあしは関係ない」という意見でした。愛想がどんなに良くても、仕事で結果を出せなければ会社の役には立ちませんよね。「愛想が良くても業績が上がらない」という意見には、思わず納得してしまいますね。

<男性の意見>

■愛想の良さも仕事のうち

・「がんばって教えたくなるので、そのほうがうれしくなる」(31歳男性/金融・証券/販売職・サービス系)
・「新入社員なんだから仕事ができないのは当たり前なので、愛想がいい子のほうが育てやすい」(37歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「愛想の良さも仕事のうち。仕事ができても仕事を振りたいと思わせないようではだめ」(39歳男性/情報・IT/技術職)

多くの男性が支持した「愛想がいい仕事ができない新入社員」では、「新人だから仕事ができないのは当たり前」という意見がありました。愛想がいい新入社員には率先して教えたくなりますよね。人間関係を円滑にするためには、愛想の良さも仕事のうちかもしれません。

■仕事ができないのは甘えてるだけ

・「愛想だけでは仕事にならないから」(37歳男性/機械・精密機器/販売職・サービス系)
・「会社の役に立つのはどちらかと考えたときに仕事ができるほうがいい」(36歳男性/電力・ガス・石油/事務系専門職)
・「愛想だけ良くて仕事ができない場合、単純に甘えているだけにしか映らないから」(33歳男性/団体・公益法人・官公庁/その他)

「愛想が悪い仕事ができる新入社員」を選んだ男性からは、女性と同じく「愛想だけでは仕事にならない」という手厳しい意見がありました。会社目線で考えると、実際に役に立つのは仕事ができるかどうかですよね。愛想が良くても仕事ができなければ「甘えてるだけ」と思われてしまうようです。

■まとめ

女性と男性では、新入社員に対して真逆のタイプを求めていることがわかった今回のアンケート。女性は仕事ができるかどうかを重視し、男性のほうが愛想を重視しているのはちょっと意外ですよね。本当は「愛想が良くて仕事もできる新入社員」が理想的ですが、現実にはそう簡単にはいかないようです。

(ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ(2016年3月にWebアンケート。有効回答数269件。22歳〜39歳の社会人男性・女性)