中国の国内総生産(GDP)は世界2位であり、日本をすでにはるかに上回っている。日本経済の成長が停滞する一方で、中国は減速傾向にあるとしても7%前後の成長率を維持しており、日本とのGDPの規模における差は拡大し続けている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の国内総生産(GDP)は世界2位であり、日本をすでにはるかに上回っている。日本経済の成長が停滞する一方で、中国は減速傾向にあるとしても7%前後の成長率を維持しており、日本とのGDPの規模における差は拡大し続けている。

 中国国内ではGDPの数値をもとに、「中国が日本を全面的に追い越すのも時間の問題」といった論調も多いなか、中国メディアの環球外匯はこのほど、「日本と中国の経済的実力を比較してみると、中国はまだ日本にはるかに及ばないことが分かる」と論じる記事を掲載した。

 記事はまず、スマホ市場や自動車市場の規模など、中国にはさまざまな分野で世界一の指標が存在すると指摘する一方、そうした数値だけで「中国経済の実力を強大であると判断することはできない」と指摘し、中国経済は日本にはるかに及ばないのが実態であると主張した。

 続けて、日本を実際に訪れてみれば、「GDPの順位は中国より下」という日本経済に対する見方と評価は簡単に覆されると指摘し、日本経済は成長もないが大きく落ち込むこともなく、安定しているという見方もできるとしたほか、社会も安定していると主張。日本人の暮らしも充足しており、格差が小さく、秩序と調和のある社会が存在すると指摘し、日本経済の発展ぶりと比較すると中国の現代化に向けた道のりは「はるかに遠い」と主張した。

 さらに、中国におけるさまざまな「世界一」は、主に人口と国土の規模のほか、労働集約型産業などの世界的に競争力の低い産業のうえに成り立っていると主張し、こうした世界一だけを見て驕り高ぶっていてはいけないと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)