痛かゆ〜い!あせも対策、2位「シャワーをこまめに浴びる」よりも大事な1位は

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春になり、汗ばむ日もでてきましたね。こうなってくると夏に向けて、いろいろとお肌のトラブルが気になってきませんか?

なかでも汗をかく時期になると、あのツラい“あせも”に悩まされるようになります。命に別条もなく、緊急を要する病気ではありませんが、本当にツラい症状ですよね……。

そこで今回は、ユースキン製薬や国立医学図書館(米国)、英国の公的な健康情報サイト『NHS choices』などの情報を参考に、あせもの原因や予防・対策・治療法などをまとめます。

今シーズンこそ、あのツラい“あせも”に悩まされないように、いろいろと工夫をしてみてくださいね。

 

■1:そもそも“あせも”とは? 

あせもの原因や対策・予防法を紹介する前に、あせもとはどういった病気なのか、振り返ってみましょう。『デジタル大辞泉』によると、

<夏季や発熱時に、汗が十分排出されず、表皮内に残ったときに皮膚にできる小さな赤い丘疹 (きゅうしん) 。汗瘡 (かんそう) 。かんしん。あせぼ>

とのことです。丘疹とは、女性の医学事典『ウィメンズ・メディカ』よると、直径5mmくらいまでのブツブツのことを呼ぶそうです。

あせものブツブツにも種類があり、

・赤いブツブツが肌にできる・・・紅色汗疹(こうしょくかんしん)

・白や透明なぶつぶつが肌にできる・・・水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)

といった分類も。

表皮の角層(角質細胞)より下に汗がたまった場合は赤く炎症を起こす“紅色汗疹”に、角層よりも上の肌表面に近い場所に汗がたまると、白っぽい透明なブツブツができる“水晶様汗疹”になるそう。

特に赤いブツブツができるあせもは厄介で、激しいかゆみが出てくる上に、ちょっとでもかくと耐えがたい苦しみがやってきます。

通常は数日間で治りますので、特に緊急を要するわけではないのですが、見た目にもあまり美しいとは言えません。それでは一体このあせも、どうして出てきてしまうのでしょうか?

 

■2:あせもの原因

あせもといったら、1年でいつの時期を思い浮かべますか? やはり夏ですよね。夏といえば汗をかきます。実はこの汗があせもの原因になっています。

汗をかきすぎると、そのうち汚れなどと混ざって皮膚の上にある汗の出口がふさがってしまいます。それでも汗は出ようとしますので、汗腺が詰まって、ブツブツと膨らんでしまうのです。

その意味では、汗をかきやすい環境下こそが、最大のリスクだといえます。冬場であっても、厚着をした状態で暖房を激しく効かせていると、あせもはできてしまいます。

ちなみに子どもや赤ちゃんがあせもになりやすい理由は、汗腺が発達しきっていないために詰まりやすかったり、体が小さいのに汗腺の数が大人と同じだったりして、出やすいのだとか。

 

■3:あせもの予防と対策、対処法のまとめ

ではこのあせもを予防する、あるいは最小限に食い止めるためには、どうすればいいのでしょうか? 基本的には汗をかく状況をできるだけ作らないようにしたいです。具体的には、

・1年を通して服を小まめに着脱して、温度調節をする

・冬場は室内を温めすぎない

・夏場は冷房を効かせ、除湿をする

・夏場の外出中はなるべく日陰で過ごす

・夏場の外出中はうちわなどを常に持参する

・夏場はタイトすぎる洋服を着ないで、木綿のちょっと緩い服を着る

といった点に注意して、予防をしてみてください。また、あせもは汗の出口が詰まると出てきます。お肌を常に清潔にするといった工夫も大切ですね。

ユースキン製薬が2011年に行った調査の中で、「汗による肌トラブル対策として心がけていることは?」と質問したところ、203人の回答は下記の通りでした。

1位・・・肌に優しいタオルやハンカチなどで小まめにふく

2位・・・シャワーをこまめに浴びる

3位・・・下着や洋服をこまめに替える

多くの方が実践しているように、汗が肌に残らないようにこまめにふいたり、シャワーを浴びたりするとやはり効果的なのですね。

また、3位に「下着や洋服をこまめに替える」とありますが、実際に衣類に隠れている部分はあせもが悪化しやすいといいます。衣類と肌の摩擦が起きやすい上に、汗を吸った衣類が肌に触れ続けるからです。その意味では可能な範囲で、衣類や下着の交換も心掛けてみてください。

 

■4:あせもの治療法

上述した予防法を心掛けても、夏はどうしてもあせもができてしまいます。その場合はどうすればいいのでしょうか? 主なセルフケアとして、

・市販のローションやミストスプレーなどを使う

・市販のパウダーやクリーム、軟こうを使う

といった方法が一般的です。今はドラッグストアに行けば、各製薬会社からリリースされた商品が手に入ります。

あせもの場所や範囲を考えつつ、薬剤師が常駐するドラッグストアであれば、相談して選んでみてください。どのタイプの商品であっても、使う前は塗りたい部分を清潔にすると効果的です。

ただ、国立医学図書館(米国)の指摘によると、クリームや軟こうによっては、塗った直後の使用感が強くなり肌に熱がこもりがちに。結果、すぐにかゆみが治まらず、かえって一時的にかゆみがぶり返す場合もあるとか。

色残りも商品によっては気になります。外出先で「今すぐ使いたい!」といった場合には、クリームタイプではなくローションやミストなど、すっと伸びてすぐ乾き、ひんやりとした使い心地の商品を選ぶとよいかもしれませんね。

そして次に、薬で症状を抑えたら、

・規則正しい生活を心掛ける

・バランスの良い食事でビタミンやタンパク質を豊富に取り込む

・お風呂では肌をゴシゴシとこすらない

など、肌の健康にいい生活習慣を守り、肌を奇麗に保ってください。

ちなみにあせものセルフケアの1つとして、ベビーパウダーが知られていますが、国立医学図書館(米国)によれば、“お勧めできない”のだとか。

パウダーにはあせもの症状を改善したり、予防したりする効果は確認されていないと言います。かえって汗の出口が詰まってしまう場合も……。頭に入れておきたいですね。

 

■5:あせもに似た病気まとめ

最後になりますが、あせもに見えて実はあせもではない病気もあります。例えば、

・アトピー性皮膚炎

・ニキビ

・汗疹性湿疹(かんしんせいしっしん)

・汗疱(かんぽう)

など。あせもだと思って対処をしても治らない場合は、他の病気の可能性もあります。あせもであっても炎症がひどい場合も含めて、皮膚科に相談をしたいですね。

 

以上、あせもについて原因や予防策、治療法などをまとめましたが、いかがでしたか? できてしまうと大変な“あせも”。

今年の夏こそ悩まされないように、今からあせもの仕組みについて理解を深めておきたいですね。

(ライター 坂本正敬)

 

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【参考】

※ ユースキン薬用あせもシート - ユースキン製薬

※ Babies and heat rashes : MedlinePlus - U.S.National Library of Medicine

※ Prickly heat - NHS choices

※ 井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)

 

【画像】

※ Iryna Rasko